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奇妙な味(きみょうなあじ)とは、探偵小説や推理小説のジャンルの一つ。 ==概要== 奇妙な味とは、本来は探偵小説や推理小説のうちの「変格ミステリ」と呼ばれた作品の一部であった。江戸川乱歩の造語〔江戸川乱歩「英米短編ベスト集と「奇妙な味」」『江戸川乱歩全集 第26巻 幻影城』光文社、2003、ISBN 978-4334735890(初版、岩谷書店 、1951)〕で、ミステリともSFとも、また怪奇小説ともつかない特異な作風を指す。論理的な謎解きに主眼を置かず、ストーリー展開及びキャラクターが異様であり、読後に無気味な割り切れなさを残す点に特色があり、短編作品でその本領が発揮されることが多い。 古くは、ギルバート・キース・チェスタトン『奇妙な足音』、ロード・ダンセイニ『二壜のソース』、ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』、ロアルド・ダール『南から来た男』、サキ『開いた窓』などが奇妙な味の古典として挙げられる。 その後、1950年代から1960年代、アメリカの雑誌黄金時代に隆盛を迎え、1970年頃には下火になった。 日本では、21世紀になって、「晶文社ミステリ」、「奇想コレクション」(河出書房新社)などのシリーズで過去の作家が再紹介され、またかつて「奇妙な味」の作家を多く収録した「異色作家短篇集」(早川書房)が再刊され、一種のブームとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奇妙な味」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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