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奇巌城(きがんじょう、「奇岩城」とも、原題:''L'Aiguille creuse'')は、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズの一篇。1909年発表。 == 概要 == ルパンシリーズの単行本第4冊目にして、初の長編(1冊目は短編集、2冊目は中編2本、3冊目は舞台の小説版)。ルパンが過去3本の短・中編で対決してきたライバル探偵エルロック・ショルメ(邦訳ではシャーロック・ホームズ)との、最後の直接対決でもある。 原題を直訳すると『空洞の針』ないし『空ろの針』などとなる。「奇巌城」とは日本で最初にルパン全集を訳した保篠龍緒による訳題で、以後ほぼすべての邦訳で用いられている。 探偵エルロック・ショルメや、高校生探偵イジドール・ボートルレ(この作品にのみ登場する)〔ガストン・ルルーの『黄色い部屋の秘密』などに登場する青年探偵ルールタビーユの作風の模倣であるといわれている。古い邦訳本では年少読者向けに「イシドル・トルレ」と簡略化されている。〕、ガニマール警部などとの激しい知力合戦が繰り広げられる。 ルブランはレオポルド・マルシャンと共同で、『奇岩城』を4幕の戯曲に脚色する作業を進めていたが、これは実現しなかった〔Derouard, Jacques. ''Maurice Leblanc –Arsène Lupin malgré lui–''. Séguier, 1983, p.546。なお同書脚注には、Léopold Marchandは劇作家で、シドニー=ガブリエル・コレットと共に、彼女の『さすらいの女』や『シェリー』の脚色もしているとある。〕。 ルブランの最初の公開作品(1890年3月15日、''Revue Illustrée'')であり、エトルタを舞台にした短編「救助(Le Sauvetage)」でも、すでに奇岩の事が"aiguille"と記されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奇巌城」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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