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奈良弁(ならべん)または大和弁(やまとべん)は、奈良県(旧大和国)で話される日本語の方言で、近畿方言の一種である。県北中部の方言は京言葉や大阪弁に近いが、奥吉野は特異な方言を用いる言語島として有名である〔飯豊・日野・佐藤編 (1982)、117頁。〕。 == 概要 == 奈良県の面積は狭いが、北中部と奥吉野で方言に大きな違いがある。北中部(特に奈良盆地)は古代の日本の中心地であり、また平安時代以降は、京・大坂と伊勢・高野などを結ぶ街道筋として栄えた。そのため北中部の方言は京阪方言と高い共通性を持ち、特異な俚言や訛りも少なく(楳垣実は「京言葉を下地に大阪弁の上塗りをしたような状態」と評している〔楳垣編 (1962)、14頁。〕)、奈良盆地の住民の間では自負心とともに「大和ことばにさん打つな〔「けちを付けるな」の意。「さん」を漢字で書くと「讃」または「桟」。〕」や「大和ことばに訛りなし」という諺が伝えられてきた〔楳垣編 (1962)、306-307頁。 〕。一方奥吉野は紀伊山地によって周囲との交通が隔絶されてきた地域であり、近畿地方にあって東京式アクセントを用いるなど、特殊な方言が育まれた〔飯豊・日野・佐藤編 (1982)、117頁。〕。ただし現在の奈良県では、マスコミの影響に加えて、北部は大阪の通勤通学圏(大阪都市圏)と化し、交通網の発達で県民の往来が活発になり、また南部もダム建設による住民移転や交通事情の改善、過疎化などから、方言は急速に変化している〔楳垣編 (1962)、310頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奈良弁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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