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奈良漬け : ミニ英和和英辞書
奈良漬け[ならづけ]
(n) vegetables pickled in sake lees
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奈良漬 : [ならづけ]
 (n) vegetables pickled in sake lees
奈良漬け : [ならづけ]
 (n) vegetables pickled in sake lees
: [りょう]
 【名詞】 1. good 
奈良漬け : ウィキペディア日本語版
奈良漬け[ならづけ]

奈良漬け(奈良漬、ならづけ)とは白うり胡瓜西瓜生姜などの野菜を塩漬けにし、何度も新しい酒粕(さけかす)に漬け替えながらできた漬物である。
== 歴史 ==
奈良漬けは、元々西暦700年代から「かす漬け」という名で存在しており、平城京の跡地で発掘された長屋王木簡にも「粕漬瓜」と記された納品伝票らしきものがある。なお、当時のといえばどぶろくを指していたため、粕とは搾り粕ではなくその容器の底に溜まる沈殿物のことであったようである。また、当時は上流階級の保存食・香の物として珍重されていたようで、高級食として扱われていたという記録がある。
「奈良漬け」の名は、1492年(明応元年)『山科家礼記』に、宇治の土産として「ミヤゲ、ナラツケオケ一、マススシ一桶、御コワ一器」と記してあるのが初見である。その後、1590年(天正18年)『北野社家日記』、1597年(慶長2年)『神谷宗湛献立日記』にも見え、1603年(慶長8年)『日葡辞書』では、「奈良漬は奈良の漬物の一種であり、香の物の代わりに使う」と記されている〔土井忠生、森田武、長南実編訳 『日葡辞書:邦訳』岩波書店、1980年。〕。
江戸時代に入ると、奈良中筋町に住む漢方医糸屋宗仙が、慶長年間(1596年 - 1615年)に、シロウリの粕漬けを「奈良漬」という名で売り出して、幕府への献上や奈良を訪れる旅人によって普及し、庶民にも愛されるようになる。幕末の『守貞謾稿』後集巻1「香物」には「酒の粕には、白瓜茄子大根を専らとす。何国に漬たるをも粕漬とも、奈良漬とも云也。古は奈良を製酒の第一とする故也。」とあり、銘醸地奈良の南都諸白から生まれる質のよい酒粕に負うところが大きいことが記されている〔喜田川守貞守貞謾稿』後集巻1 ">HREF="http://www.kotoba.ne.jp/word/守貞謾稿" TITLE="守貞謾稿">守貞謾稿』後集巻1 〕。
奈良県以外で製造したものも奈良漬けと呼ばれ、一般名詞化している。奈良県以外では、灘五郷兵庫県)の酒粕を用いた甲南漬名古屋市周辺で収穫される守口大根を用いた守口漬などと名付けられた品物もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「奈良漬け」の詳細全文を読む




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