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奈良田方言(ならだほうげん)は山梨県早川町奈良田で話される日本語の方言。長らく周囲と隔絶された秘境であったため独自の特徴をもつ言語島である。 ==アクセント== 奈良田方言を特殊たらしめる最たるものが、そのアクセントである。日本語の多くの方言では、音の下がり目の位置を区別するが、奈良田方言では上がり目の位置を区別し、上げ核を弁別する。上げ核は、その次の音を上げるはたらきを持つ。上げ核の位置は、周辺の中輪東京式アクセントの下げ核の位置とほぼ同じで、しかし核の種類が違うため高低はまったく違ってくる。「かぜが」(風が)は上げ核のない発音で、奈良田では原則として語頭が高いが、これは弁別されるものではない。また、上げ核の後の高い部分は、原則として一拍である。○型の「猿」は「さるが」、○型の「山」は「やまが」と発音される。三拍語になると、○○○型(さくらが)、○○型(かぶとが)、○○型(こころが)、○○型(かがみが)のようになる〔上野善道(1977)「日本語のアクセント」大野晋・柴田武編『岩波講座日本語5 音韻』岩波書店〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奈良田方言」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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