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奉天市地下鉄道(ほうてんしちかてつどう)は、満州国奉天省奉天市(現在の中華人民共和国遼寧省瀋陽市)の中心部及び郊外に敷設が計画されていた地下鉄路線。 1940年に委託を受けた大阪市電気局(現在の大阪市交通局)が計画を立てたもので、実現すれば満州国内のみならず中国大陸初の地下鉄となるはずであった。しかし計画より先へ話が進まず、終戦と満州国崩壊により実現することなく未成線となった。 なお運行事業者は明確に記されていないが、建設規約の中で「奉天市の徽章」を車輛に標記するとしており、奉天市が事業者として予定されていたことが分かる。 == 概要 == === 背景 === 奉天市は古くから満州の中でも重要な地位を占める都市であり、清の前身に当たる後金の首都となったほか、遷都後も副都扱いされていた。近代になると満洲族の故地への他民族の入植を禁じた封禁令の廃止による開発の活発化、ロシア帝国による東清鉄道南部線の開通と鉄道附属地の設定による新市街地の形成により、奉天はさらにその規模を大きくすることとなった。 やがて東清鉄道南部線が南満州鉄道となり、朝鮮と満州を連絡する安奉線が接続するようになると、奉天は日満間を結ぶ経路の通過地点として交通の重要拠点となる。1932年に満州国が樹立され、満州国有鉄道や華北交通の成立により全満州及び中国の鉄道の運営権が実質的に満鉄に移ると、日満間だけでなく、日満中間三国を結ぶ経路としてもさらに重要度が増して行き、人口もうなぎ登りとなって行った。 そしてついに1938年(康徳5年)の時点で当市の人口は78万5320人となり、首都の新京(現在の長春)の2倍以上の人口を抱える巨大都市となった。この人口はこのままの伸びで行けば1945年(康徳12年)には150万人、1960年(康徳27年)には300万人に達するという推計も行われ、これからも膨張の一途をたどると考えられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奉天市地下鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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