|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 奥 : [おく] 【名詞】 1. interior 2. inner part ・ 禁 : [きん] 【名詞】 1. ban (e.g., on smoking) 2. prohibition ・ 禁断 : [きんだん] 1. (n,vs) prohibition 2. interdiction ・ 断 : [だん] 【名詞】 1. failure ・ 王 : [おう] 1. (n,n-suf) (1) king 2. ruler 3. sovereign 4. monarch 5. (2) king (for senior player) (shogi) ・ 王国 : [おうこく] 【名詞】 1. kingdom 2. monarchy ・ 国 : [くに] 【名詞】 1. country
『奥ヒマラヤ禁断の王国・ムスタン』(おくヒマラヤ きんだんのおうこく ムスタン)は、1992年秋に日本放送協会(NHK)が『NHKスペシャル』で放送した2回シリーズのドキュメンタリー番組である。 ネパール王国政府の協力のもとに、外国人立入禁止が解除されたばかりのムスタン王国について取材・制作された。 * 第1回 幻の王城に入る 1992年9月30日 19時-20時45分 * 第2回 極限の大地に祈る 1992年10月1日 20時-20時45分 1993年2月3日付『朝日新聞』朝刊は、「主要部分 やらせ・虚偽」の見出しをつけ一面トップで、金銭を渡して住民に雨乞いをさせたり、スタッフに高山病のまねをさせるなど、番組制作にあたって数々のやらせ行為があったことをスクープした。 これに対してNHKは、2月5日夜「内容の一部に事実と異なる点やゆきすぎた表現があった」として放送法にもとづく訂正放送を2分30秒おこない謝罪した〔秋山久第45回 「やらせ」番組考(2000・12・25転記) 「くらしのレポート」84号〕。さらに、「ムスタン取材」緊急調査委員会(委員長は放送総局長の曾我健)を設置、2月17日調査の結果を報告した。調査委員会は、事実と異なる点3点や行き過ぎた表現3点などを挙げ、番組の基本テーマの描き方に誤りはなかったものの、番組を面白くしたいと思うあまり、過剰な演出をし、また事実確認を怠り誇張した表現をしたことが批判を招いた原因である、と分析した。スクープ直後の新聞各紙の報道で繰り返し「やらせ」の語が登場するのと対照的に、NHKの20ページ約19700字に及ぶ報告書に「やらせ」の文字は皆無であった〔小川丈治「『やらせ』意味論的考察 : TVドキュメンタリーの作為について」 『政策科学』 2巻1号、pp.157-164、1994年4月、立命館大学〕。 1993年3月19日、NHKに対し虚偽報道であるとして郵政大臣名で厳重注意がされた。 1994年10月、当時NHK取材班に同行していたフォトジャーナリスト小松健一は『ムスタンの真実―「やらせ」現場からの証言』(リベルタ出版)を刊行、「やらせ」取材の舞台裏を伝えた。 第2回東京スポーツ映画大賞において、当番組に記録文化映画賞が、また「高山病を熱演したスタッフ」に対して助演男優賞が贈られている。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奥ヒマラヤ禁断の王国・ムスタン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|