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医王山(いおうぜん)〔「ぜん」と読むのは、育王仙惣海寺と関連があるためとする説がある。〕は、石川県金沢市と富山県南砺市にまたがる標高939mの山塊である。白兀山、奥医王山及び前医王山などの山塊の総称で、最高点の奥医王山には一等三角点が設置されている〔地図閲覧サービス 2万5千分1地形図名: 福光(金沢) 、国土地理院、2010年12月11日閲覧。〕。日本三百名山〔『日本三百名山』毎日新聞社、1997年、ISBN 4-620-60524-7〕及び新・花の百名山〔『新・花の百名山』、田中澄江(著)、文春文庫、1995年、ISBN 4-16-731304-9〕に選定されている。 == 概要 == 医王山は古来より火山と称されることが多いが、いわゆる第四紀火山ではなく、大部分が約1500万年前の新第三紀中新世の(おそらく海底での)火山活動で生じた医王山累層からなる。 大門山付近等北陸の山域に広く分布する岩稲累層などと並び、グリーンタフの一部とされる。 医王山累層は、火砕流や火山灰、溶岩流などからなり、夕霧峠には流紋岩溶岩が見られ、黒瀑山周辺には黒曜岩ないし真珠岩の溶岩がみ られる。しかし、最も量が多いのは、火山灰や軽石が降り積もった流紋岩質凝灰岩で、夕霧峠から石川県側へ下る林道沿いによく見られる。 医王山累層の厚さは、場所によっては1000m以上あり、現在の医王山山塊を北限として、手取扇頂部を経て、福井県との県境付近の丘陵地まで分布している。またこの層は日本海側へ傾斜しており、金沢市街の下にも広がっていると考えられている。 よって医王山は、地質上は古い火山岩からなるが、侵食等が進み、本来の火山地形は失われていると考えられている。 見所としては、三蛇ケ滝(さんじゃがたき)、鳶岩(とんびいわ)が有名である 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「医王山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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