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奥鐘山(おくかねやま、おくがねやま)は、富山県黒部市の飛騨山脈(北アルプス)・後立山連峰に位置する標高1,543 mの山。 山体は西側が黒部峡谷右岸に面しており、「黒部峡谷附猿飛ならびに奥鐘山」として国の特別天然記念物(天然保護区域)および特別名勝に指定されている〔富山県デジタル文化財ミュージアム 富山県教育委員会文化財課、2014年6月28日閲覧。〕。 == 解説 == 後立山連峰の唐松岳から続く尾根上にあり、尾根末端の西壁は幅1 km・高さ800 mという日本屈指の岩壁〔奥鐘山 ヤマケイオンライン、2014年6月28日閲覧。〕となって黒部川に落ち込んでいる。その山容は黒部川対岸を通る水平歩道から望むことができる。西壁はクライマーの間で「黒部の怪人」の異名で呼ばれ、黒部別山大タテガビン南東壁(「黒部の魔人」)・丸山東壁(「黒部の巨人」)とともに黒部三大岩壁に数えられる。 1938年12月27日未明に仙人谷ダムの建設作業員宿舎を泡雪崩が襲った事故では、奥鐘山がその現場の一つとなった。黒部川対岸の志合谷に置かれていた宿舎を泡雪崩が直撃し、84名の死者を出す惨事となったが、およそ2か月後になってようやく発見された宿舎の残骸および犠牲者の遺体の位置から、泡雪崩の衝撃を受けた宿舎の3・4階部分がそのままの形で宙を飛んで黒部川を越え、直線距離で600 m離れた奥鐘山の岩壁に激突したと推測された〔清水弘・秋田谷英次・中川正之・岡部俊夫『黒部渓谷志合谷のなだれ研究 I : 志合谷のなだれ予備調査 』1973年3月5日。〕。 1960年、紫岳会が西壁の初登攀を果たして以降は、多くのクライマーが集まるクライミングの名所となっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奥鐘山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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