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女と男のいる舗道 : ミニ英和和英辞書
女と男のいる舗道[おんなとおとこのいるほどう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter
: [おとこ]
 【名詞】 1. man 
: [ほ]
 【名詞】 1. shop 2. store 
舗道 : [ほどう]
 【名詞】 1. pavement 2. paved street

女と男のいる舗道 : ウィキペディア日本語版
女と男のいる舗道[おんなとおとこのいるほどう]

女と男のいる舗道』(おんなとおとこのいるほどう、仏語 ''Vivre sa vie: Film en douze tableaux''、「自分の人生を生きる、12のタブローに描かれた映画」の意)は、1962年(昭和37年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの長篇劇映画である。'Vivre sa vie: Film en douze tableaux''、「自分の人生を生きる、12のタブローに描かれた映画」の意)は、1962年(昭和37年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの長篇劇映画である。'、「自分の人生を生きる、12のタブローに描かれた映画」の意)は、1962年(昭和37年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの長篇劇映画である。
== 概要 ==
ゴダールの長篇劇映画第4作である。『女は女である』(1961年)についでアンナ・カリーナが出演したゴダール作品の第3作、カリーナとの結婚後第2作である。マルセル・サコット判事が上梓した『売春婦のいる場所』(1959年)の記述をヒントに、ゴダールがオリジナル脚本を執筆した。エドガー・アラン・ポーの短篇小説『楕円形の肖像』(1842年)も織り込まれている。
カリーナの役名は「ナナ・クランフランケンハイム」、姓は当時アルザス地域圏バ=ラン県にあった片田舎の村の名称、名は、エミール・ゾラの小説『ナナ』(1880年)の主人公と同じである〔allcinemaサイト内の「女と男のいる舗道 」の項に記述を参照。〕。ナナの髪型は、ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト監督の『パンドラの箱』(1929年)に登場するルイーズ・ブルックス:en:File:Louise Brooks in Pandora's Box.jpg)を模したショートボブであり、本作の暴力的なアンチハッピーエンディングも、同作の影響下にある。ジャン・ドゥーシェは、溝口健二監督の遺作『赤線地帯』(1955年)の影響なしには本作は存在しないと指摘する〔Jean Douchet and Cédric Anger, ''French New Wave'', ed. : Hazan, 1999, ISBN 1564660575.〕。ラストショットのロケ地はパリ13区エスキロル街17番地、レストラン・デ・ステュディオ前である。
ナナは第1タブローで別れた夫ポールと近況を交換するが、ポールを演じるのは、ゴダールとは、互いが『カイエ・デュ・シネマ』誌での批評家時代からの盟友でドキュメンタリー映画の監督アンドレ・S・ラバルトである。ラバルトは、ゴダールの『勝手にしやがれ』、『子どもたちはロシア風に遊ぶ』(1993年)、『JLG/自画像』(1995年)にも出演している。ナナがほのかに恋をする若い男を演じるペテ・カソヴィッツは、ブダペスト出身のユダヤ人でドキュメンタリー映画の監督である。『憎しみ』(1995年)の監督マチュー・カソヴィッツの父で、同作にも出演している。ただし、ポーの『楕円形の肖像』を読み上げる声は、ゴダール本人が吹き替えている。ルイジを演じるエリック・シュランベルジェも、ヌーヴェルヴァーグの映画作家たちと同世代のスイスの映画監督である。ジュークボックスの前にいる男を演じるジャン・フェラは作曲家で、本作の挿入歌を演奏している。兵士を演じるジャン=ポール・サヴィニャックは本作の助監督、けが人を演じるラズロ・サボはゴダール組の常連俳優である。アルベール・カミュアンドレ・ブルトンと親交のあった哲学者ブリス・パランが、ナナと哲学を論じあう碩学として登場しているが、ゴダールの哲学の恩師である。
有名なのは、ナナが場末の映画館で、カール・テオドール・ドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』(1928年、:en:File:PassionJoanOfArc.png)を観て涙を落とすショット(:en:File:Mylifetolive.jpg)である。のちにゴダールは、本作からちょうど40年が経過した2002年(平成14年)、10分の短篇映画『時間の闇の中で』の終り間際に、同ショットを直接モンタージュする。
1962年、イタリアヴェネツィアで行なわれたヴェネツィア国際映画祭で、本作は金獅子賞にノミネートされコンペティションで正式上映された。結果、ゴダールは、パジネッティ賞および審査員特別賞の2賞を同時に獲得した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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