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五障(ごしょう)とは、ブッダ入滅後かなり後代になって、一部の仏教宗派に取り入れられた考えで、女性が持つとされた五つの障害のことである。「女人五障」ともいう。女性は梵天王、帝釈天、魔王、転輪聖王、仏陀になることができない、という説である。 大智度論では、五礙(ごげ)と称す。三従とセットにされ、「五障三従」と称する用例もある。 釈迦の言葉ではなく、仏教本来の思想ではない。ヒンズー教の影響から出てきた考え方とされる。 当時女性軽視のヒンズー教がインドを覆う中、釈迦は以下のように説かれたとされる: 「人にはいろいろの種類がいる。心の曇りの少ないものもあれば、曇りの多いものもあり、賢いものもあれば、愚かなものもある。(中略) また人には男女の区別があるが、しかし人の本性に差異があるのではない。男も女も道を修めれば、然るべき心の道筋を経て悟りに至る(仏陀になる)であろう。」(パーリ『律大品』115より) == 経典での記載 == === 法華経 === 『提婆達多品』では、女人の身に五障ありて、五の 上の一節はシャーリプトラ長老が菩提を成就したという龍女に告げた文言である。女性の身で正覚を得たことが受け入れられないというシャーリプトラの目の前で、彼女は釈迦如来に宝珠を献上する。そして宝珠を献上する動作よりも速く、成仏を証すると語る。すると龍女がたちまちのうちに男性へと変じた。サンスクリット本では女性器が消え、かわりに男性器が生じる、という描写になっており、五者佛身にあたる部分は「ひるむことのない求法者の地位」となっている。この後龍女は南方の無垢(ヴィマラー)世界に向かい、そこで仏となって、仏身に現れる三十二相八十種好を備えた姿を明らかにした。この場面から『法華経』は「女人成仏」を説く仏典とみなされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五障」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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