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カリアティード(caryatid、)は、頭上のエンタブラチュアを支える柱の役目を果たす女性の立像。複数形はカリアティデス(Karyatides、)。女像柱、女人像柱とも。ギリシア語のカリュアティデスは本来「の乙女たち」を意味する。カリュアイはペロポネソス半島の古代の町で、そこにはアルテミス・カリュアティスとしての女神アルテミスを祭った神殿があった。カリュアティス(Karyatis)=「カリュアイの乙女」はアルテミスの形容語句でもあり、「アルテミスは《カリュアイの乙女》としてクルミの木の村カリュアイの踊りに興じ、《カリュアイの乙女》たちは輪になって、頭に青い葦の飾りを載せ、自ら踊る植物のようになって踊り狂った」という〔Kerényi, Karl (1951) 1980. ''The Gods of the Greeks'' (Thames & Hudson), p149〕。 == 古代における例 == 初期の例として紀元前6世紀のデルポイの宝物庫のものがあるが、女人像を柱として使う形式の起源はさらに古く、儀式用水鉢、フェニキアからもたらされた象牙製の手鏡の持ち手、アルカイック期の着衣像よりも古い。最も有名なカリアティードとしては、アテナイのアクロポリスの丘にあるエレクテイオンの6体のカリアティードのポーチがある(右の写真)。 元々の6体の像のうちの1つは、19世紀初期にエルギン卿がそこから取り外し、現在はロンドンの大英博物館にある。他の5体の像は現場で複製と置換され、本物はアクロポリス博物館に置かれている。 古代ローマでもエレクテイオンのカリアティードの複製を作り、ローマのアウグストゥスのフォルムとパンテオン、ティヴォリのヴィッラ・アドリアーナにそれらが設置された。他にもアッピア街道に面した場所に Townley Caryatid がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリアティード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Caryatid 」があります。 スポンサード リンク
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