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瞽女(ごぜ)は、「盲御前(めくらごぜん)」という敬称に由来する日本の女性の盲人芸能者〔吉川(1990)p.44〕。近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、ときには胡弓を弾き唄い、門付巡業を主として生業とした旅芸人である〔藩政期には大名おかかえの瞽女もいたが、多くは放浪の旅芸人であった。吉川(1990)p.44〕。女盲目(おんなめくら)と呼ばれる場合もある〔川嶋將生「女盲目」『日本歴史大事典』第1巻、小学館、2000年、p.567〕。時にやむなく売春をおこなうこともあった。〔明田鉄男『日本花街史』雄山閣出版、1990年、p.515。〕〔東雅夫編『幻想文学講義』国書刊行会、2012年、p.115。〕。 == 概要 == === 近代以前 === 瞽女の起源は不詳であるが、室町時代後期に書かれた『文明本節用集』には「御前コゼ 女盲目」と記され、『七十一番職人歌合』にもその姿が描かれている〔。近世では三味線や箏を弾くのが普通となった〔。瞽女の演目(瞽女唄)のひとつに「クドキ(口説節)」があり、これは浄瑠璃から影響を受けた語りもの音楽であるが、義太夫節よりも歌謡風になっている〔〔吉川(1990)p.40〕。江戸時代の瞽女は越後国高田(上越市)や長岡(長岡市)、駿河国駿府(静岡市)では屋敷を与えられ、一箇所に集まって生活しているケースがあり、これを「瞽女屋敷」と称した〔「瞽女唄」『音の日本史』(1999)p.18〕。全国組織はなく、師匠となる瞽女のもとに弟子入りして音曲や技法を伝授されるという形態をとった〔。親方となる楽人(師匠)は弟子と起居をともにして組をつくり、数組により座を組織した〔。説経節の『小栗判官』や「くどき」などを数人で門付演奏することが多く、娯楽の少ない当時の農村部にあっては、瞽女の巡業は少なからず歓迎された〔〔男性盲人には三都を中心に当道座という大きな自治的組織があり、検校、勾当、座頭等の官位を授与していた。検校には優れた音楽家として活躍した人が多いほか、鍼灸や按摩も独占職種として幕府に公認されていた。学者や棋士として名を馳せた人もいる。また当道座以外にも盲僧座があった。〕。また、江戸時代中期・後期の瀬戸内地方にいた瞽女の多くは広島藩、長州藩あるいは四国地方の多くの藩から視覚障害者のための「扶持」を受けたといわれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「瞽女」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Goze 」があります。 スポンサード リンク
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