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【名詞】 1. slave 2. servant =========================== ・ 奴 : [やつ, やっこ] 【名詞】 1. (vulg) fellow 2. guy 3. chap ・ 奴隷 : [どれい] 【名詞】 1. slave 2. servant
奴隷(どれい)とは、人間でありながら所有の客体即ち所有物とされる者を言う。人間としての名誉、権利・自由を認められず、他人の所有物として取り扱われる人。所有者の全的支配に服し、労働を強制され、譲渡・売買の対象とされた〔goo辞書「奴隷」〕。奴隷を許容する社会制度を特に奴隷制という。 1948年に国連で採択された世界人権宣言では、奴隷制について次のように宣言している。 == 概説 == 奴隷はあらゆる地域、時代の文献からも広範にその存在が確認され、その様態もさまざまである。奴隷の定義は古代から議論の対象となっており、アリストテレスは「生命ある道具」〔「主人と生命ある道具としての奴隷の間にはいかなる正義も愛も成立しようがない。」「ニコマコス倫理学」第8巻第11章1161A35〕〔「奴隷は一種の生命ある所有物であり、すべて下僕というのは道具に先立つ道具といったものだ」「政治学」第1巻第4章1253B33-34〕と奴隷制を擁護し、ソフィストの奴隷制批判に反論した〔アルキダマス(紀元前400年頃)は紀元前370年にテバイ人がスパルタを打ち破ってメッセニア人を解放したことを擁護し、そのメッセニア演説において「自由な者としたのだ、万人を神は。何人をも奴隷とはしなかったのだ、自然は」と言ったとされている。〕。マルクス主義においてはスターリンの定義が最もよく知られている〔「奴隷制度のもとでは、生産関係の基礎は奴隷所有者が、生産手段を、また生産手段の働き手である奴隷を所有することであって、奴隷所有者は、奴隷を家畜同様に売り、買い、殺すことが出来る」「富者と貧乏人、搾取する者と搾取される者、完全な権利をもつ者と無権利な者、かれらの両者のあいだのすさまじい階級闘争、これが奴隷制の光景である」『弁証法的唯物論と史的唯物論』。〕。しかし福本勝清によれば多くの奴隷制は生産と必ずしも結びついていないか、生産様式や生産関係を規定づけるほど主要なものではなく、本質的には「自己の勢力を増やす手段であった」とする〔福本によれば奴隷は①仲間を増やす手段でありかつ②従者を増やす手段であり、忠誠を誓うかぎり兵士でもありえ、その後に③交換のための奴隷や生産のための奴隷がくる、とする。〕。パターソンによれば「生まれながらに疎外され、全体として名誉を喪失し・・・永続的かつ暴力的に支配される(人間の)こと」。 人種差別、性差別、幼児売買、部落(部族)差別などは奴隷に固有のものではないが、多くの場合密接に関係していた。暴力と恐怖による支配が社会階層におよぶ場合農奴制や奴隷労働者の階級が形成された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奴隷」の詳細全文を読む
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