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妖術武芸帳 : ミニ英和和英辞書
妖術武芸帳[ようじゅつぶげいちょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

妖術 : [ようじゅつ]
 【名詞】 1. black magic 2. black art 3. witchcraft 4. sorcery
: [すべ]
 【名詞】 1. way 2. method 3. means
武芸 : [ぶげい]
 (n) martial arts
: [げい]
 【名詞】 1. art 2. accomplishment 3. performance 
: [とばり]
 (n) curtain

妖術武芸帳 : ウィキペディア日本語版
妖術武芸帳[ようじゅつぶげいちょう]

妖術武芸帳』(ようじゅつぶげいちょう)は、1969年3月16日から同年6月8日まで TBS 系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全13話が放送された、東映京都撮影所製作の特撮時代劇
==概要==
武田薬品工業の一社独占提供による、TBSの日曜日19:00 - 19:30の番組時間帯枠「タケダアワー」のTV特撮時代劇ドラマ。「タケダアワー」としては、『隠密剣士』以来の時代劇となった。東映京都撮影所作品。2004年に東映チャンネルで、ニューリマスター版が全話放映された。
東映プロデューサーの平山亨による当初の企画では、番組題名は『謎の鉄仮面』だった。主人公は鉄仮面で顔を隠した「謎の剣士」という、2年後の『仮面ライダー』(毎日放送)の原型となる「仮面物」の設定となっていて、2年前に平山Pが手掛けた『仮面の忍者 赤影』(関西テレビ)のような奇想天外な作劇を予定し、協力スタッフ名として、石森章太郎の名が挙げられていた〔藤岡弘、 『仮面ライダー = 本郷猛』(2008年・扶桑社)14頁。〕。この企画は、東映からTBSに渡り、TBSプロデューサーの橋本洋二側で内容が前作『怪奇大作戦』(円谷特技プロ)の流れを汲む怪奇路線に変更され、実現に至ったものである。「妖術」というアイデアは脚本を担当した伊上勝から平山へ提案されたものであったという。
当初、プロデューサーの斉藤頼照は東映東京撮影所に制作打診したが、1時間物のテレビ時代劇全盛の時期でもあり、東京撮影所は「30分物の子供番組は受けられない」としてこれを拒否。やむなく東映京都撮影所制作となり、斉藤は京都に居を移して指揮を執ることとなった。番組は短命に終わったが、京都赴任で番組制作に打ち込んだ斉藤は、「当時は独身だったし、楽しかったですよ」と述懐している〔『東映ヒーローMAX Vol21』(「仮面の世界」第3回、斉藤頼照インタビュー)、辰巳出版〕。
主役の誠之介には、「和製プレスリー」として人気を集めていたロカビリー歌手、佐々木功が起用された。佐々木は当時、歌手をやめて俳優に専念しようと考えていた。それだけにこの抜擢に気を良くし、斉藤プロデューサーと共に京都に居を移す程の意気込みを見せたが、放送が短期に終わったため、ふた月ほどで東京に舞い戻ることとなった。佐々木の体当たりの演技は、光学合成を中心とした特撮と相まって、毎回見事なシーンを作り出している。脇役には東映の時代劇映画で活躍していた原健策月形龍之介ら、ベテラン陣が出演し、ドラマを支えた。殺陣では、トランポリンを用いた斬新なアクションが導入された。
当初はポスト『隠密剣士』(同じ「タケダアワー」で人気を博した宣弘社制作の時代劇番組)として、長期の放送が予定されていた。しかし平均視聴率が13.7%と当時としてはいまひとつ伸びず、「タケダアワー」の前番組として円谷特技プロ制作の『ウルトラセブン』(1967年)、『怪奇大作戦』(1968年)と人気番組が続いた後だけに、この結果を見たTBSは放映打ち切りを決定。4月半ばにTBSの橋本洋二から東映の平山亨側に、1クール(13話)終了が宣告された。橋本からは、「テコ入れすれば予算も労力もかかり、現場に負担がかかるので、別の企画を考えましょう」と説明されたという。作劇は1クールごとに敵が変わる予定だったので、突然の打ち切りに関わらず、同種の事態にありがちなドラマのバタバタ感はない。
番組が今一つ人気を博せなかった理由としては、番組プロデューサーを務めた平山は、「前番組の『怪奇大作戦』が怪奇現象を科学で解明するという内容だったので、これと正反対の“妖術”を前面に押し出した本作品の設定が今ひとつ視聴者である子どもたちになじまなかったのではないか」と推測している〔。また、全話の脚本を担当した伊上勝は「少々話が難しかったのと、時期的に出すのが早かったのではないか」と述べている。伊上は自らの担当作品を振り返り、「一番気に入っている作品」として本作をあげている。
急遽番組終了となり、「タケダアワー」での次番組の企画を迫られた東映は、渡邊亮徳の発案で漫画に原作を求め、スポ根ドラマ『柔道一直線』を製作することとなる〔。斉藤頼照によると、14話以降の脚本は佐々木守が引き継ぐ予定だった。佐々木も大いに乗り気だったため、「妖術」のアイディアをいろいろと考案していた。こうしたわけで、佐々木が脚本を担当した『柔道一直線』に登場する奇抜な柔道技には、本作用のネタが使われたものもあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「妖術武芸帳」の詳細全文を読む




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