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【名詞】 1. validity 2. verification 3. propriety =========================== ・ 妥当 : [だとう] valid, proper, right, appropriate ・ 妥当性 : [だとうせい] 【名詞】 1. validity 2. verification 3. propriety
妥当性()は、演繹的論証が持つ論理的特性であるが、一般に任意の文に対して使われる(ここでいう文とは、真か偽かという真理値を持つものをいう)。ここでは、論証を文の集まりとし、そのうちの1つの文が結論で残りは前提であるとする。前提とは、結論が(おそらく)真であると示す根拠である。 論証の結論が「確かに」真であるとされている場合、その論証は演繹的である。結論が「おそらく」真であるとされている論証は帰納的であると言われる。ある論証が妥当であるとは、結論が正しく前提から導き出されることを意味する。すなわち、妥当な演繹的論証であれば、真の前提から偽の結論が導き出されることはあり得ない。(一方、前提に偽がある場合には、真・偽どちらの結論も導き出されうる。) 次のような定義が一般的である。 * 論証が「演繹的に妥当」であるとは、「前提がすべて真で、かつ結論が偽」となることがないことをいう。(言いかえれば「前提が真ならば、結論が必ず真」) (なお前述からも分かるように、帰納的論証の場合には、形式が「妥当」であっても、真なる前提から導かれた結論が偽であることが「けしてない」とまでは言えない。) 妥当でない論証は「不当; invalid」である。 == 妥当な推論の実例 == 以下は、演繹的に妥当な論証の有名な例である。 :全ての人間は死ぬ。 :ソクラテスは人間である。 :従って、ソクラテスは死ぬ。 これは、前提が真で結論も真だから「妥当」な論証だというわけではない。そうではなく、論理的に他の結論を導くことが不可能であるという事実によって「妥当」とされる。例をもうひとつ挙げる。 :ゴリラは消費税である。 :消費税は富士山である。 :よってゴリラは富士山である。 おかしな文だが、これも妥当な推論である。ただしこの二つの前提は真ではない(よってこの推論は健全ではない)。しかしそれでもこの推論は、妥当性は持つ。つまり妥当性というのは推論が持つ「形式」に対してのみ使われる言葉だということである。 以上の二つの論証では、前提群が真でありさえすれば、結論が偽となることはあり得ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「妥当性」の詳細全文を読む
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