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始政五年記念朝鮮物産共進会(しせいごねんきねんちょうせんぶっさんきょうしんかい、または朝鮮物産共進会〔)とは、1915年9月11日から10月31日までに京城(現在のソウル特別市)の景福宮の敷地で行われた博覧会である〔李泰文「1915年朝鮮物産共進会の構成と内容」慶應義塾大学日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション (30), 25-61, 2003〕〔朴美貞「植民地朝鮮の博覧会事業と京城の空間形成」立命館言語文化研究21-4号、2010年、p157〕。 == 概説 == 1910年の日韓併合以来の5年間の朝鮮統治の成果を示し、朝鮮の更なる産業の発展を図るために開催が計画された〔。また博覧会の開催中に内地から多くの日本人を呼び、朝鮮の実情を見てもらう目的もあった。これらの目的のために、博覧会では日本統治によって改善進歩した朝鮮の産業、教育、衛生、土木、交通、経済などに関する施設や統計、朝鮮物産の展示、朝鮮に関係があると見られる日本ならびに諸外国の物産の展示がなされることになった。 始政五年記念朝鮮物産共進会の計画は1913年に立てられ、翌1914年8月には共進会評議会が発足、準備が本格化した。評議会の事務総長は朝鮮総督府の政務総監が就任した。 会場としては旧李氏朝鮮の王宮であった景福宮の、72000坪の敷地と、仁川の水族館が選ばれた〔。景福宮の敷地にあった建物の一部を撤去し、6棟の建物を博覧会会場用に新設し、残りの建物は旧景福宮の建物を修理して利用することとした。 開催式には大正天皇の名代として閑院宮載仁親王、更には河野広中農商務大臣や寺内正毅朝鮮総督が出席した。 開催に当たって、朝鮮各地37ヶ所に協賛会または観覧奨励会が組織された。 6205個の電灯で大規模なイルミネーションが飾られ、新聞では「不夜城」と比喩した〔。 朝鮮物産共進会では朝鮮各地から各種産業の展示品が出品された。それら出展品目のうち官公庁の出品並びに朝鮮以外から出品された部外参考品を除く全品目について審査が行われ、審査結果に基づき褒章がなされた。審査対象は25096品に及び、うち6965品が各種褒章の対象となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「始政五年記念朝鮮物産共進会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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