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姶良カルデラ(あいらカルデラ)は、鹿児島湾北部(湾奥)において直径約20kmの窪地を構成しているカルデラである。加久藤カルデラと阿多カルデラの間に位置する。カルデラを形成した姶良大噴火は、約2万9000年前から2万6000年前であると推定されている。 == 概要 == 鹿児島湾と桜島を囲む巨大カルデラである。カルデラの中心は新島(燃島)付近。 1940年代に松本唯一が提唱したが、現在では単一のカルデラではなく、大崎カルデラ(北西部)、若尊カルデラ(北東部)〔 気象庁〕、浮津崎カルデラ(南東部)など複数のカルデラが複合したものと考えられている。全体が一度に形成されたものではなく、150万年前から活動が有り〔姶良カルデラ周辺部の火山活動の時間空間変遷 日本火山学会講演予稿集 2001(2), 3, 2001-10-01〕、少なくとも北側の一部分は80万年以上前から存在している形跡がある〔。約2万6千年前に桜島を誕生させ、入戸火砕流と姶良Tn火山灰を噴出した約2万5千年前の姶良大噴火でおおむね現在の形になった。また淡水性生物化石が出土していることから形成当初は淡水で満たされていたが、約1万年前の最終氷期以降の海面上昇とカルデラ南壁の崩壊により海水化している。 現在もカルデラ内部にも噴気活動が観察される若尊などの海底火山や隼人三島(神造島)などの火山島が形成されている。 地下100kmのプレート境界で作られたマグマが上昇し、カルデラ中央部地下10kmにマグマだまりを形成している。 九州南部に広く分布するシラス層の起源を説明するため1930年代に姶良火山と呼ばれる大きな火山の存在が仮定されたが、その後の調査結果等から現在ではそのような仮定は必要ないとされている。但し、姶良大噴火以前においてカルデラ北東部に淡水湖が存在していた形跡があり、何らかの隆起地形が存在していたとの説もある。 カルデラに隣接して鹿児島市や霧島市などの市街地が形成されている。カルデラ壁は鹿児島市竜ヶ水地区や垂水市牛根地区で急斜面となっており、大雨によってしばしばの土砂災害が発生している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「姶良カルデラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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