翻訳と辞書
Words near each other
・ 孔開葯
・ 孔開蒴果
・ 孔陵駅
・ 孔陽県
・ 孔隙率
・ 孔雀
・ 孔雀 (将棋)
・ 孔雀 (映画)
・ 孔雀 (曖昧さ回避)
・ 孔雀の微笑
孔雀の玉座
・ 孔雀の道
・ 孔雀サボテン
・ 孔雀会
・ 孔雀団
・ 孔雀夫人
・ 孔雀妙王
・ 孔雀座
・ 孔雀明王
・ 孔雀河


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

孔雀の玉座 : ミニ英和和英辞書
孔雀の玉座[くじゃくのぎょくざ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

孔雀 : [くじゃく]
 (n) peacock
: [すずめ]
 【名詞】 1. sparrow (Passeriformes order) 
: [たま, だま, ぎょく]
  1. (n,n-suf) ball 2. sphere 3. coin
玉座 : [ぎょくざ]
 (n) throne
: [ざ]
  1. (n,n-suf) seat 2. one's place 3. position 

孔雀の玉座 : ウィキペディア日本語版
孔雀の玉座[くじゃくのぎょくざ]

孔雀の玉座(: タフテ・ターヴース)は、当初ムガル朝の玉座として、のちにアフシャール朝ナーディル・シャーからパフラヴィー朝モハンマド・レザー・シャーにいたるイランのシャーたちの玉座として用いられた。
== 歴史 ==
孔雀の玉座の名はその背後に描かれた2羽の孔雀に由来する。その尾は広げられ、全体にサファイアルビーエメラルド真珠、その他の宝石が、生命を示す色合いにあわせてちりばめられている。この玉座は17世紀、ムガル朝のシャー・ジャハーンのために製作されたもので、帝都デリーの謁見の間(ディーワーニ・アーム)に置かれた。シャー・ジャハーンは有名なダイヤモンド「光の山」をこの玉座に配した。
フランス人宝石商タヴェルニエ1665年デリーを訪れ、孔雀の玉座について次のように記述している。6フィート×4フィートのベッド(「タフテ」あるいは台)の形状で、20から25インチの高さの4本の黄金の足で支えられている。天蓋を支えるために12の支柱が横木から伸びている。この横木はルビーエメラルドを交互にちりばめ、ダイヤモンド真珠で飾られていた。玉座には全部で108の大きなルビーと116のエメラルドがあったが後者の多くは傷があるとしている。天蓋を支える12の支柱は見事な真珠が列をなしている。タヴェルニエはこの点をもっとも価値の高い部分であると考えた。玉座の価格見積にはベルニエのいう4カロールルピーからタヴェルニエのいう10クローレ・ルピーまで幅がある。ヒストリーチャンネルによると玉座は現在10億ドル相当の価値があるという
アフシャール朝ナーディル・シャー1738年ムガル朝に侵攻。1739年のイランへの凱旋に際して、ムガル朝ムハンマド・シャーから奪った多くの宝石とともに孔雀の玉座のオリジナルも持ち去られた。
以降、孔雀の玉座は単なる玉座そのものだけでなく、イラン王権そのものを指す語となる。
ナーディル・シャー1747年に暗殺されると、それによって起こった混乱のなかでオリジナルの孔雀の玉座は失われた。しかしながら、のちにイランの玉座は孔雀の玉座と称されるようになる。形状は台というよりむしろ椅子に似ている。そのような玉座の例の一つが「ナーデルの玉座」である。これは1812年ファトフ・アリー・シャーのために製作された。もう一つの例として挙げられるのが1836年製造のモハンマド・シャーのための、これはそのまま「孔雀の玉座」と呼ばれた玉座である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「孔雀の玉座」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.