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『宇宙のランデヴー』(うちゅうのランデヴー、原題''Rendezvous with Rama'')は、アーサー・C・クラークが著した長篇SF小説。1973年刊。22世紀を舞台に、太陽系に進入した異星の宇宙船ラーマとのファースト・コンタクトが描かれている。ネビュラ賞、ヒューゴー賞受賞。未知の存在へのセンス・オブ・ワンダーを見事に描いた傑作として評価されている。 ==あらすじ== 西暦2130年、宇宙監視計画スペースガードが謎の物体を発見した。ラーマと名付けられた物体は当初小惑星だと思われていたが、宇宙探査機によって送られた映像に写っていたものは、円筒型をした疑いようもない人工の建造物だった。急遽、艦長ノートン中佐率いる宇宙船エンデヴァー号がラーマの探査へ派遣される。 以降、エンデヴァー号の調査隊によるラーマの探索が描かれていく。 ラーマの内部は空洞になっており、暗く静まり返っていた。探索を進め、彼らは内部を一巡りする環状の凍った海(円筒海)や、出入り口のない都市のような構造物を発見する。やがて、太陽に近づいて暖められたことで円筒海が溶け、さらに人工太陽によって明かりが灯される。生物ともロボットともつかない「バイオット」との遭遇や、独断でラーマに向けて発射されたミサイルといった危機を経て、更に太陽へ近づきつつあるラーマの最後の探検として、都市状構造物内部への侵入を試みる。そこで彼らは、ホログラムで記録されたラーマ人の工芸品カタログを発見する。 結局、エンデヴァー号は「ラーマ人」を発見することがないまま任務を終えた。ラーマは、なんらかのエラーから太陽に突入する軌道を取ったように思われたが、太陽に接近した上で恒星間飛行で失った物資を補給し、次なる地を目指して謎を残したまま太陽系を去っていった。ラーマの太陽系への接近は、計算された中継であったと、人類は理解した。 ラストシーンは、地球の科学者が感じた予感として「ラーマ人は何ごとも、三つ一組にしないと気がすまない。」〔ハヤカワ文庫SF『宇宙のランデヴー』p322より引用。〕という有名なフレーズで締めくくられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇宙のランデヴー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rendezvous with Rama 」があります。 スポンサード リンク
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