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安政地震(あんせいじしん)は、安政年間の地震。 安政に改元されたのは1855年1月15日(嘉永7年11月27日)であるため、伊賀上野地震、東海地震および南海地震が発生したのは嘉永7年のことであるが〔湯村哲男(1969): 本邦における被害地震の日本暦について, 地震, 第2輯, 22, pp.253-255, 〕、歴史年表上では安政元年であるため、安政を冠して呼ばれる〔神田茂(1970): 本邦における被害地震の日本暦の改元について, 地震, 第2輯, 23, pp.335-336,〕。 安政の大地震あるいは安政大地震とも呼ばれる。 以下の地震が安政地震と呼ばれている。南海トラフが震源域と推定される宝永地震や昭和地震(東南海・南海地震)に対比して安政東海地震と安政南海地震を総称して「安政地震」と呼ぶ場合もある〔五つの大地震 高木金之助編、沢村武雄「五つの大地震」『四国山脈』毎日新聞社、1959年〕。 * 伊賀上野地震 - 1854年7月9日(元年6月15日)発生の木津川断層(三重県上野市)が震源と推定される地震。 * 安政東海地震 - 1854年12月23日(元年11月4日)発生の東海地震〔五つの大地震 高木金之助編、沢村武雄「五つの大地震」『四国山脈』毎日新聞社、1959年〕〔宇佐美竜夫『世界大百科事典 2』平凡社、2009年〕。 * 安政南海地震 - 1854年12月24日(元年11月5日)発生の南海地震。なお、安政東海地震の約32時間後に発生している〔〔。 * 安政江戸地震 - 1855年11月11日(2年10月2日)発生の江戸直下型地震〔。 * 安政八戸沖地震 - 1856年8月23日(3年7月23日)発生の三陸沖北部の地震〔羽鳥徳太郎(1973): 安政3年(1856年8月23日)八戸沖津波の規模と波源域の推定, 地震, 第2輯, 26, 204-205. 〕。 * 飛越地震 - 1858年4月9日(5年2月26日)発生の飛騨・越後の地震〔和田博夫, 三雲健, 小泉誠(1979): 飛騨地方北部特に跡津川断層付近の地震活動と発震機構, 地震 第2輯, 32, 281-296, 〕。 == 参考文献 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安政地震」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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