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安斗煕 : ミニ英和和英辞書
安斗煕[あん どぅひ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ます, と]
 【名詞】 1. (1) measure 2. unit of volume ( 1. 8l) 3. (2) square container, e.g., a box 4. (3) square on a grid 5. cell of a grid

安斗煕 : ウィキペディア日本語版
安斗煕[あん どぅひ]

安 斗煕(アン・ドゥヒ、1917年3月?日 - 1996年10月23日)は、大韓民国軍人で、特務機関員である。朝鮮独立運動家金九を射殺した暗殺者として韓国では有名。裁判では終身刑を受けるが、李承晩大統領によって減刑されて、1年も満たずに韓国陸軍に復帰して朝鮮戦争に従軍した。後に日本でも工作活動をしていたことで知られるが、李承晩失脚後は迫害を受けた。引退後、金九を信奉する朴琦緖によって自宅で撲殺された。
==略歴==
日本領朝鮮平安北道龍川郡出身。高等商業学校卒業。明治大学法学科3年中退。光復後に帰郷するも、1947年脱北西北青年会に入会〔“西北青年団”再建の波紋、極右団体の復活に知性はどう対処すべきか ハンギョレ2014年9月29日付記事)〕。韓国陸軍士官学校8期生。
1949年6月26日韓国陸軍砲兵少尉であった安斗煕は、朝鮮独立運動指導者の金九を暗殺した。金九の暗殺は、公式には安斗煕の単独犯であるとされているが、大規模な陰謀の実行犯の1人に過ぎないとも考えられている〔Kim Gu's Assassin, Ahn Doo Whi, was an American Agent: http://www.kimsoft.com/2001/kimgu-cic.htm〕が、現在でも背後関係の真相は不明で、陰謀の存在を示す直接的な証拠は見つかっていない。
安斗煕は終身刑に処せられたが、韓国初代大統領に就任した李承晩により懲役15年に減刑される。安斗煕は裁判では単独犯であることを主張した。
1950年朝鮮戦争が勃発すると刑務所から釈放されて、韓国陸軍の将校に復帰。獄中にいたのは拘置期間も含めて1年未満だった。1953年、記録上では陸軍中佐として退役したが、その後も韓国軍の特務機関員(韓国の工作員)として活動。1959年、新潟日赤センター爆破未遂事件では「姜斗熙」という偽名をつかって日本に密入国して、北韓送還阻止を計画していたことがわかっている。
1960年四月革命で安の庇護者であった李承晩が失脚すると、金九暗殺真相究明委員会が発足して追及の手を伸ばしてきたために、以降は何度も偽名を変えて隠れて暮らしたが、度々、路上で暴行を受けた。1961年4月18日に同委員会の幹事キム・ヨンヒに捕まって警察に突き出されたが、すでに一度裁かれている件を受理せず、時効を理由に釈放された。1965年には白凡読書会長クァク・テヨンの襲撃を受けて首を刺され、瀕死の重傷を負った。以後、アン・ヨンジュンという偽名で潜伏生活を続けるが、生活に困窮し、1980年代からは隠れるのを諦めていたが、1987年にも暴行を受けた。
1992年4月13日、証言録を出版したが、その中で「金九の暗殺は李承晩政権の国家安全保障の長官を務めた金昌龍の命令であった」と述べ、金九のライバルだった李承晩の関与を示唆した。
1996年10月23日、高齢になった安斗煕は、金九の熱烈な信奉者朴琦緖によって撲殺された。凄惨な殺人事件であったにもかかわらず、犯人に重い刑期が科されることはなかった。
2001年、韓国の国史編纂委員会は、公開された1949年アメリカ合衆国軍事資料から安斗煕は米軍のスパイでもあり、反共テロ団体白衣社の構成員であったことを発見したと発表した〔The Cilley Report: Background Information on Kim Gu's Assassination 「金九先生暗殺犯の安斗熙は米軍のスパイ」 (朝鮮日報2001年9月4日)〕 。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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