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安武氏(やすたけし)は、菅原道真で有名な菅原氏から派生した筑後国の氏族。戦国時代の筑後において、海津城に拠った安武氏の名が史料に散見される。 柳川藩に仕えた安武家に伝わる系図によれば、菅原氏流高辻家から分かれたとされている。 『海津城主由来』によると、「河内国大掛郡」を知行していた茨阿波守菅原朝臣鑑政が、永正五甲辰年二十五歳にて筑後国安武海津城に入部し安武を号したとされ、安武鑑政の代より歴史に名をあらわしている。鑑政と鑑教は同一人物と考えられ、安武氏の始祖とされる。 鑑政から鎮政、政勝と続き、永禄七年、大友義鎮が下田城を攻めた際、犬塚、西牟田、蒲池等とともに安武氏も参陣している。 しかし、天正四年、城主安武式部少輔鎮教の時、横岳頼次を将とする肥前の龍造寺勢により攻められ海津城は落城した。〔『海津城主由来』によると、鎮教は民部少輔重乗と同一人物とされる。〕 海津城は、大正から昭和にかけての耕地整理により遺構は完全に失われ、田畑の中に石碑と案内板が建てられるのみとなっている。 == 関連項目 == * 菅原氏 * 高辻家 * 庶家 * 安武(-竹、保竹) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安武氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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