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安藤 橡面坊(あんどう とちめんぼう、1869年9月21日(明治2年8月16日) - 1914年(大正3年)9月25日)は、岡山県出身の俳人。本名錬三郎。別号に影人、橡庵など。小田郡新賀(現笠岡市)生。1897年に大阪毎日新聞社に入社。校正部長を務めた〔「安藤橡面坊 」 20世紀日本人名事典 2015年3月18日閲覧〕。俳句ははじめ高浜虚子選の『国民新聞』に投句、のち正岡子規選の『日本』紙に投句。1901年、初代選者の桜井芳水の死を受けて「毎日唫壇(ぎんだん)」の二代目選者〔。 子規の俳句革新運動に加わり関西俳壇を盛り立てる〔柴田奈美 「安藤橡面坊」 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年、29頁〕。亀田小蛄主宰の糸瓜会の同人として活躍し「車百合」「宝船」「アラレ」の選者も務めた〔〔「安藤橡面坊 」デジタル版 日本人名大辞典+Plus 2015年3月18日閲覧〕。「鴨川は千鳥に交じる落ち葉かな」「草花を集めて地蔵祭かな」など、日本派風の温厚な写生句を作った〔〔坪内稔典 「新季語拾遺 トチメンボー 」 『毎日新聞』 1999年1月18日〕 。子規が没してのちは河東碧梧桐選の『日本』に投句し、新傾向俳句運動に共鳴した〔。 1914年9月25日死去、46歳。1921年に小蛄により遺句集『深山柴』が刊行されている。 日本派の俳人でもあった夏目漱石の小説『吾輩は猫である』に、作中人物の迷亭が「トチメンボー」なる料理を注文して給仕を困らせるというくだりがあるが、この「トチメンボー」は橡面坊を元にしたもの〔。 == 著書 == *亀田小蛄編 『深山柴』 1921年、糸瓜社 ※2015年にふらんす堂から復刊 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安藤橡面坊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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