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宍原[ししはら]
宍原(ししはら)は静岡市清水区の地名である。郵便番号424-0301。 == 地理 == 静岡市清水区の北部に位置し、ここから北は峠を越えて山梨県となる。かつて「長峰三里」(ながみねさんり)という難所があり、今川氏輝が甲斐国へ侵攻、さらに武田信玄が駿河侵攻を行なった際はここを避けて富士川沿いの内房を経由して行軍を行なっていた。しかし内房ルートは迂回になるうえ途中薩埵峠というこれも交通の難所があることから天正壬午の乱を経て徳川家康が甲斐国を治めるようになると甲州往還として長峰三里を超えるルートが整備され、同時に宿場町である「宍原宿」(ししはらしゅく)が築かれた。以降江戸時代には甲斐国への交易路かつ身延山参拝客で賑わいを見せている。 明治以降になると長峰三里を避ける形で国道52号が整備され、自動車が行き交うようになる。さらに新東名高速道路のインターチェンジが当地に設置されることが決まるとそれに前後して工業団地が造成され、清水港から山梨方面だけでなく新東名を介して各方面への物流の拠点としても整備されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宍原」の詳細全文を読む
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