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定位置停止装置 : ミニ英和和英辞書
定位置停止装置[ていいちていしそうち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

定位 : [ていい]
  1. (n,vs) position 2. orientation
定位置 : [ていいち]
 【名詞】 1. home position 2. origin
: [くらい]
  1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1
位置 : [いち]
  1. (n,vs) place 2. situation 3. position 4. location 
: [てい]
 (n) stopping
停止 : [ていし]
  1. (n,vs) suspension 2. interruption 3. stoppage 4. ban 5. standstill 6. deadlock 7. stalemate 8. abeyance 
装置 : [そうち]
  1. (n,vs) equipment 2. installation 3. apparatus 

定位置停止装置 : ウィキペディア日本語版
定位置停止装置[ていいちていしそうち]

定位置停止装置(ていいちていしそうち、TASC:Train Automatic Stop-position Controller)は列車が駅に停車する際に自動的にブレーキをかけてホームの定位置に停止させるための運転支援装置である。「定位置停止支援装置」とも呼ばれる〔昭和鉄道高等学校編『鉄道のしくみと走らせ方』かんき出版、2007年9月21日、281頁。〕〔新星出版社編集部編 『鉄道のしくみ』新星出版社 、2007年1月25日、122頁。〕。
== 解説 ==

もともとは1950 - 60年代に開発が進められたが、ブレーキの応答性などの問題や、必要性が薄い(一般に、列車が駅に停車する際には、停止目標を中心にある程度の範囲内に停車すれば支障がない)ことから、当時は実用化されることはなかった。
その後、1970年代後半より自動列車運転装置 (ATO) の機能の一部として、新設の地下鉄新交通システムなどで導入が始まった。既存の鉄道においても、ワンマン運転化に伴うホームドアや触車防止センサーなどの導入により、停止時に列車側とホーム側の扉位置を整合させる必要性が生じてきたため、ATOを設置するほどでもない、あるいはATOによる自動運転がなじまない路線(主に踏切、降雨等がある地上区間)を中心にTASCが普及しつつある。
基本的なシステムとしては、ATOと同じく、駅手前の一定区間外方に3つの位置補正用地上子(無電源地上子)〔一番手前から駅にかけて設置されており、P1-P3地上子と呼ばれている〕と駅の停止位置に定位置停止地上子(有電源地上子)〔P4地上子と呼ばれている〕を設置しており、1番外方に設置してある位置補正用地上子から、停止位置までの距離情報を受信すると、車上側に停止位置までの速度パターン(TASC防護パターン)を発生させ、そのパターンに追随するようにブレーキパターン制御を行い、列車の減速(ブレーキ)制御が行われ〔列車自らが有している距離情報の補正を行い、実際の列車速度と残距離データを基にするフィードバック制御で行われる。〕、停止位置(定位置停止地上子の位置)まで列車を自動的に停止させる、また、車両のブレーキには迅速な応答性が求められるため、電気指令式ブレーキの採用が不可欠である。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「定位置停止装置」の詳細全文を読む




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