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qualitative analysis =========================== ・ 定性 : [ていせい] 【名詞】 1. qualitative 2. stability of a substance ・ 性分 : [しょうぶん] 【名詞】 1. nature 2. disposition ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 分析 : [ぶんせき] 1. (n,vs) analysis
定性分析(ていせいぶんせき、)とは、ある試料にどんな成分が含まれているかを調べることである。成分が何であるかを明らかにすることを同定ともいう。化合物の構造決定を行うことも含まれる。 == 概要 == * 試料に含まれている成分が推定されていてそれを確認する場合 * 成分についてまったく情報のない試料に含まれている成分を決定する場合 の2つに大きく分けられる。 前者の場合には、試料中の成分が、推定される成分に特異的な性質を持つことを確認する。このとき、推定成分の性質を測定するために純粋な推定成分とわかっている試料を使うことがあり、これを標品、標準試料、標準サンプルなどという。 例えば、 * その試料の各種分光法のスペクトルを測定し標品と同様のピークが見られるか。 * その試料のクロマトグラフィーを行い標品と同じ保持時間で溶出するかどうか。 * ある検出試薬と反応させた時に標品と同じように沈殿や呈色を生じるか。 といったことを確認する。IR(赤外分光法)、NMR(核磁気共鳴分光法)、MS(質量分析法)、粉末X線回折などのスペクトルは分子構造や結晶構造に極めて特異的であり、既知データとの比較によりそれだけで物質が判明してしまう場合もある。このような場合は標品の測定を行うことなく、成分の推定と確認の段階を同時に行うことが可能である。 後者の場合には、まず、成分の推定を行い、さらにその推定される成分の特異的な性質を確認する。 成分の推定のためには、 * 蛍光X線分析、原子発光分析法などによる元素分析 * 赤外分光法、核磁気共鳴分光法、質量分析法などのスペクトル を測定し、それらから得られた情報と矛盾しない成分を推定する。 もし、試料が複数の成分の混合物と考えられる場合には、クロマトグラフィーなどにより、各成分を分離して再び各成分についての推定を行う。 そして、推定した成分の標品と同じ特異的な性質が見られるかを確認する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「定性分析」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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