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『究竟一乗宝性論』(くきょういちじょうほうしょうろん、, ラトナゴートラ・ヴィバーガ・マハーヤーノッタラタントラ・シャーストラ)とは、インド大乗仏教の中で如来蔵思想を組織的に説いた論書である。『宝性論』(ほうしょうろん)と略称される。 原名は、「ラトナゴートラ」(ratnagotra)は「宝性」(仏性)、「ヴィバーガ」(vibhāga)は「分別・分析」、「マハーヤーノッタラタントラ」(マハーヤーナ・ウッタラ・タントラ、mahāyāna-uttara-tantra)は「大乗の優れた(究極の)教説」、「シャーストラ」(śāstra)は「論」であり、総じて「宝性の分別を通じた大乗の究極の教えについての論」、漢字要約すると『宝性分別大乗究竟要義論』となる。 == 翻訳 == * 『究竟一乗宝性論』4巻 堅慧造、勒那摩提(ratnamati)訳 (511年訳) * Theg-pa chen-po rgyud bla-mahi bstan-bcos (rnam-par bzad-pa) チベットでは略称を『ウッタラタントラ』Uttaratantra (Rgyud bla-ma)という。著者は原典に記載はないが、中国では堅慧(Saramati、沙羅末底)と伝え、チベットでは韻文を弥勒、散文の註釈を無著の作とする。漢訳年代、および内容から判断して、成立は4世紀末-5世紀初と考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「究竟一乗宝性論」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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