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『実験人形ダミー・オスカー』(じっけんにんぎょうダミー・オスカー)は、小池一夫(原作)と叶精作(作画)によるハードボイルド・セクシーコミック。1977年から1984年にかけては男性向け雑誌「GORO」に、1989年から1991年にかけては『NEW 実験人形ダミー・オスカー』(ニューじっけんにんぎょうダミー・オスカー)のタイトルで「コミックシュート」に連載された。過激な性描写、男性器をバットに見立てる表現、男性器でテーブルをひっくり返すような行動、「デラべっぴン〔デラックスな別嬪(べっぴん)の略。掲載された1989年当時、同名のポルノ雑誌が存在していた。〕」等の発言等、個性的な表現で注目を集めた。 == あらすじ == 生きている人間と見分けがつかないほどのダミー=超人間を作る驚異の人形師・渡胸俊介(ときょう しゅんすけ)は、普段は気弱で頼りない、シンボルも短小な小男だが、ショックを受けると筋肉質で傲慢かつ巨根の男・オスカーに変貌する二重人格者だった。 渡胸はドイツ・フォルクスワーゲン社の事故対策実験用の高精細なダミーを作るために招聘されるが、ダミーのモデルとなったテストドライバー・ヘルガと事故に巻き込まれる。その後、捜査にたずさわり渡胸を自宅に住まわせた精神科医のエヴァ、オスカーに変貌した渡胸と交わった暴走族のエルフェーとの三角関係を経て、秘密結社ヴォルフに追われて殺されたヴァルターの婚約者グレーテ、妹のドリスらとともにアメリカへの逃避行を敢行する。 アメリカへ渡った渡胸はオスカーとしての強気な言動とその特異な能力を資産家やニューヨーク市警などに買われ、トラブルを解決するヒーローとなっていくが、ショックを受けて気弱な人格に戻ってしまう(オスカーの時の記憶は薄い)ために一所に留まれなかった結果、放浪者へ戻ることを余儀なくされる。 渡胸の二重人格つまり離人症は、愛情の薄い家庭で育った孤独感と、学生時代の教授の裏切りが原因であったが、放浪先でさまざまな女性との関係を経て本来の人格を取り戻し、日本へ帰っていくのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「実験人形ダミー・オスカー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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