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宮崎 泰樹(みやざき やすき、1954年 - )は、愛知県出身の元陸上自衛官。中国人民解放軍の諸問題に関する研究の第一人者として、戦略的互恵関係に基づく日中の友好と相互理解の増進を主張する。退官後、東京都庁の局長級ポストである危機管理監に就任。 == 略歴 == * マスコミ各社の報道や自衛隊部内では「宮崎」姓が使用されているが、戸籍上の氏名は「宮嵜 泰樹」。 * 普通科でキャリアを積み、在中華人民共和国防衛駐在官、第1施設団長等の要職を歴任。防衛駐在官時代は、1996年の台湾海峡ミサイル危機の渦中に飛び込んで情報収集に当たり、日中戦争当時の反日的な歴史認識を宮崎にぶつけて一方的にいきり立つ人民解放軍の要人らをなだめつつ、彼らと酒を酌み交わして平和を訴える直談判を敢行、日本への悪影響の排除に努めた〔〕。また、第10師団長に着任した際は、折しも東日本大震災の渦中にあったが、着任と同時に被災地に展開中の隷下部隊を完璧に掌握して陣頭指揮を執った宮崎の手腕は、部内からも高く評価されている〔陸上自衛隊「10師団だより 第11号」2011年〕。 * 2012年7月26日退官。2012年8月1日、東京都知事石原慎太郎の招聘をうけ、元自衛官としては初となる東京都危機管理監に就任。この役職は、石原慎太郎が全国の自治体に先駆けて創設した、民間防衛システムを動かす常勤職員である。危機管理監は、東京都知事に直属する危機管理の実務責任者として、東海地震や南関東直下地震等に備えての帰宅困難者対策、東京都庁の防災への取り組み等を統括する。加えて、周辺事態の際には、有事法制・国民保護法に基づく都庁の国民保護計画の実施主体として、自衛隊や警察との折衝、海守・自主防災組織や指定地方公共機関の統括、全国瞬時警報システム、屋内退避指示等の民間防衛システムを活かした国民保護措置実施の任にあたる。 なお、東京都の危機管理監の自衛官登用はこれが初だが、他の都道府県庁では既に数名の幹部自衛官が都道府県庁の防災担当部署等における管理監として再就職(太田清彦など)しており、それぞれの分野において活動している〔阪神淡路大震災で多大な被害を被った大阪府庁や近年中に発生が危惧される南海地震の区域に当たる徳島県庁など。防衛省報道資料、1佐以上の再就職状況の公表資料なども参照〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宮崎泰樹」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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