翻訳と辞書
Words near each other
・ 宮川電灯株式会社
・ 宮川電燈
・ 宮川電燈株式会社
・ 宮川青丸・とん子
・ 宮川音五郎
・ 宮川香山
・ 宮川香月
・ 宮川駅
・ 宮川高校
・ 宮川高等学校
宮市
・ 宮市亮
・ 宮市剛
・ 宮市大丸
・ 宮市天満宮
・ 宮市村
・ 宮市百貨店
・ 宮師
・ 宮帯出版大賞
・ 宮帯出版社


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

宮市 : ウィキペディア日本語版
宮市[みやいち]
宮市(みやいち)は、古代日本において中国の制度を模倣して設けられた宮廷内の市場をいう。
== 解説 ==
中国では代から代にかけて諸侯の宮廷に宮市という市場が設けられた。これらは当初は、単にその宮廷内に臨時の市場を設けたという娯楽的色彩の濃いものだったが、唐の徳宗の時代になると、宦官が庶民から宮廷に必要な物品を強制的に買い上げるものとなり、多くの弊害が生じた。
日本でもこれを模し、平安時代前期の承和6年(839年)に宮市を設けたことがある(『続日本後紀』承和6年10月25日条)。この場合、建礼門前に三個の帳舎を建て、舶来の唐物を陳列し、内蔵寮官人後宮女官等をして交易させたものを宮市と称している。
ちなみに、奈良時代においても、天平神護元年(765年)に称徳天皇紀伊国行幸の途路に浜辺で市を開かせたことや、神護景雲3年(769年)に同じく称徳天皇が由義宮行幸の際に、河内国の市人に市を開かせたことが知られる(『続日本紀』天平神護元年10月19日条・神護景雲3年10月21日条)。以上から、日本では権力者の強制売買による弊害は少なく、むしろ天皇の娯楽的な臨時公開市場的な性格が強いと思われる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「宮市」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.