|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 場 : [ば] 【名詞】 1. place 2. field (physics)
寄せ場(よせば)とは、日雇い労働の求人業者と求職者が多数集まる場所のこと。寄り場ともいう。また、ヤクザの用いる隠語では刑務所のことを指す。 ==概要== 江戸時代に幕府が江戸石川島などに設けた無宿者・犯罪者の収容所である人足寄場がその語源である。 建設業やかつての港湾における労働は、天候や工事の進捗状況、港に入る船の数などによって必要とする労働力が変動するため、自社雇用で労働者を抱えることは最低限しかせず、早朝にその日必要とする労働力を確保し現場に送り届けることで需給の調整を図っていた。現場業者から求人を請け負った手配師たちが、繁華街やスラム街など、その日の職に困っている者の多そうなところに求人に出向き、逆に職を求める者たちも手配師が多く来るところに集うようになって、大都市部のいくつかの場所では日雇労働市場である「寄せ場」が形成されていった。 寄せ場が拡大・集約するにつれ、早朝から寄せ場に出向く人や定住所を持たない人が利用する簡易宿所や、労働者のその日の日当を目当てにした飲食店や賭博場も立ち並ぶこととなり、日本のいくつかの場所では、ドヤ街と呼ばれる日雇労働者の街が寄せ場の周辺に形成されている。 大阪、東京等にある大きな寄せ場においては、秩序ある求人求職がなされるよう、行政の外郭団体が調整・監視を行なっている。また、不安定な生活をおくる日雇労働者のための医療や福祉の支援も行なっている。学生運動の流れを汲む団体が労働組合を結成し、暴力団関係者も多い手配師やその元締めと交渉して、日当の統一単価を呑ませていた時期もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寄せ場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|