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富国館(ふこくかん)とは、かつて日本の東京都千代田区内幸町にあった建築物。旧称は太平ビルディング。別称は富国生命館、富国生命ビルなど。 == 沿革 == 太平生命保険(後の日産生命保険)は1909年(明治42年)の創業後、東京府東京市麹町区内幸町一丁目4番地(現在の東京都千代田区内幸町2丁目)に仮社屋を設けて営業していたが、1925年(大正14年)11月、隣接地に永久構造による社屋建築を決め、翌1926年(大正15年)3月着工、1927年(昭和2年)11月に竣工、12月5日より新社屋での営業を開始した〔『日産生命80年史』 35頁、65-68頁〕。直後の1928年(昭和3年)12月に増築工事にかかり、増築部は1930年(昭和5年)6月に竣工した〔。 太平生命を率いる根津嘉一郎 (初代)は既に富国徴兵保険(後の富国生命保険)、昭和火災(現在の損害保険ジャパン)も傘下に収めており、両社も太平ビルに本社を移した。1939年(昭和14年)に土地、1940年(昭和15年)に建物の所有権が富国徴兵に移り、名称も「富国館」と変わった〔。 第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)6月〔、GHQに接収され、1949年(昭和24年)12月までホテルとして使用された。 接収解除後、富国生命では改築を検討していたが、折しも隣接する物産館(旧日産館)・日比谷国際ビルヂング(旧NHK東京放送会館)の再開発計画が持ち上がり、同社はそれぞれの事実上の保有者である三井物産、三菱地所や周辺地権者と共に計画に参画した。共同再開発計画は三井物産の離脱があったものの進められ、1977年(昭和52年)4月、富国生命ビル(日比谷シティの一部を構成)建設のため解体された〔『丸の内百年のあゆみ-三菱地所社史』 下巻361-371頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富国館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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