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株式会社富士急百貨店(ふじきゅうひゃっかてん)は、富士急グループのファッションビルである。静岡県沼津市の沼津店と、山梨県富士吉田市の富士吉田店(Q-STA)があるが、2010年代に入り営業しているのは実質、富士吉田店のみである(後述)。日本百貨店協会非加盟店。ここでは沼津店を軸に説明する。 == 歴史・概要 == 1965年(昭和40年)12月1日に開業した富士急名店会館を拡張発展させる形で、1967年(昭和42年)10月1日に富士急百貨店を開店したのが始まりである。 JR沼津駅南口にあり、店舗の周囲に親会社の富士急グループのバスの乗降所を配したターミナル的な立地の店舗で、近隣にある西武百貨店沼津店と共に沼津駅南口のにぎわいの中核となっていた。 鉄筋コンクリート造、地下2階、地上9階建ての建物のうち地下1階から地上6階までを売場として使用し、食品からファッション関連まで幅広い商品を扱うテナント40-50店舗を集めた専門店ビルの形態で営業していた〔。 2002年(平成14年)には耐震補強などの大規模改修を行ったが、その際に2012年(平成24年)4月までに全テナントとの契約が切れる定期借地権契約を結んで新規テナントにもこの期限での契約を求めたため〔、退店に伴う空きフロアへの後継店舗の招致が出来ず客足が減少する悪循環に陥り〔、更に、2009年(平成21年)10月に誘客力のあった有力テナントだった1階の化粧品店が近隣に完成した再開発ビルイーラdeに移転し〔、2010年(平成22年)2月に地下1階の食品スーパーのキミサワが赤字を理由に閉店するなど有力テナントの撤退が相次いだ〔。 こうしたテナントの流出により2010年(平成22年)1月末で28店舗まで減少していたが〔、さらに同年3月に1階の大半を占める婦人服3店舗が閉店や移転を決めるなどテナントの流出が続いている〔。 2010年(平成22年)3月時点で土地・建物を所有する富士急行は2012年(平成24年)4月以降について白紙として〔〔、2012年(平成24年)6月27日時点でも営業を大幅縮小したままとなっている。 また、「百貨店」を名乗っているが、売場は専門店が入居するファッションビル形態であり、かつ日本百貨店協会には加盟していないため百貨店として扱われない場合がある〔これは甲府市にある山交百貨店にもあてはまる。〕。 なお、当店を運営している株式会社富士急百貨店は、イトーヨーカドー富士吉田店が2005年(平成17年)12月に閉店した山梨県富士吉田市上吉田の富士急ターミナルビルを改装して、2006年(平成18年)3月31日にテナント48店を集めた専門店ビルキュースタ(Q-STA)を開業して新たな主力事業としている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富士急百貨店」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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