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富士見市ベビーシッター事件(ふじみしベビーシッターじけん)とは、2014年3月に発覚した埼玉県富士見市で自称保育士の人物が預かっていた子供を虐待していたとされる事件。 == 概要 == 2014年3月初旬、男Aと女性Bがインターネットやメールを通じてやりとりを開始した。Aはこの時、「山本」と偽名を名乗っていた。このやりとりを介して3月14日午後7時頃、横浜市磯子区の東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線新杉田駅でBは以前シッターとして利用し顔見知りだった男性Cに長男のDと次男Eを預けた。同日8時頃、横浜駅でCはAにD、Eを引き渡した〔デイリースポーツ 2014年3月19日19面〕〔。 3月15日、子供達D、Eの様子がメールで母親Bに届けられた。3月16日午後以降、連絡が取れなくなったため、Bは神奈川県警磯子署に届け出た。3月17日午前8時頃、埼玉県富士見市のマンションで神奈川県警の捜査員がAを発見。同日8時15分頃、捜査員がマンション3階のA宅でDの遺体を発見し、Eは低体温症になっていたが保護した。捜査員がマンションの部屋に入る際、「家の中に入られたら困る。話もしたくない」とAは捜査員の入室をかたくなに拒否したという。同日8時45分頃、捜査員が119番通報。同日、県警はAを任意同行、いったん横浜市磯子区の実家に帰した。そして3月18日に再び任意同行し、遺体を放置したとして死体遺棄の疑いで自称保育士、ベビーシッターのAを逮捕した〔〔日本経済新聞 2014年3月19日39面〕。 3月18日の司法解剖の結果、Dの死因は窒息死であった。Dの遺体には複数のあざがあった。死亡日は3月16日頃と推定され、Aは「遺体を放置するつもりはなかった」と容疑を否認し〔日刊スポーツ 2014年3月19日19面〕、「16日昼に薬を飲んで寝てしまい、17日に目覚めると亡くなっていた」「寝る前までは食事を与えるなど世話をしていた」と供述している。またBによると以前DをAに預けた際、顔を腫らし背中にあざを作って帰宅したという〔。なお、Aが「山本」と名乗っていたためと、Cが代理で迎えに来たため、Bは依頼相手がAである事を知らなかったという。 低体温症で入院したEに対する保護責任者遺棄致傷罪容疑で2014年4月7日にAが逮捕された〔記事名にAの実名が使われているため、この箇所をAとした。〕。ただしDの遺体を放置したとする死体遺棄容疑は処分保留のままとした。 司法解剖及びマンションの防犯カメラの解析などから、Dに対する殺人罪容疑で7月1日にAが逮捕された。7月17日から鑑定留置が行われ、10月24日に殺人罪で起訴された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富士見市ベビーシッター事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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