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富山アルペンスタジアム : ミニ英和和英辞書
富山アルペンスタジアム[とやま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とみ]
 【名詞】 1. wealth 2. fortune 
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 

富山アルペンスタジアム ( リダイレクト:富山市民球場アルペンスタジアム ) : ウィキペディア日本語版
富山市民球場アルペンスタジアム[とやましみんきゅうじょう あるぺんすたじあむ]

富山市民球場アルペンスタジアム(とやましみんきゅうじょう アルペンスタジアム)は、富山県富山市にある野球場。施設は富山市が所有し、富山市体育協会が指定管理者として運営管理を行っている。
なお、愛称を含めた上記の名称が施設の正式名称となっている。
== 歴史 ==
富山市内には、市内中心部西側の富山大学隣接地に県営富山野球場1950年完成、現在も存続)があり、高校野球社会人野球など各種アマチュア公式戦をはじめ、プロ野球公式戦も開催された。特に読売ジャイアンツの創設者で「プロ野球の父」とも言われる正力松太郎が同県出身である縁もあって、巨人が年間1カード、石川県立野球場との2連戦形式で北陸シリーズ〔巨人軍の北陸シリーズは福井県営球場を入れ、富山・石川と併せた三連戦形式で開催した年もある。〕を開催するなど、プロ各球団が公式戦を開催してきた。しかし老朽化し、敷地が狭隘であるため大規模な増改築やナイター設備の追加設置が望めないことから、県内ではプロ野球を開催できる本格的な野球場の建設を求める声がかねてから上がっていた。
そこで市が市制100周年の記念事業のひとつに「市民球場の建設」を掲げて事業着手し、1992年7月1日に北陸地方では初の全面人工芝の野球場として完成。3万人を収容できるスタンドを有し、両翼99.1m、中堅122m、ナイター設備、磁気反転式スコアボード等の設備を持つ。愛称「アルペンスタジアム」は公募により決められ、建設時の仮称であった「富山市民球場」と組み合わせて正式名称として命名された。収容人数3万人クラスの野球場は日本海側初。開場以来社会人野球高校野球など各種アマチュア野球公式戦に幅広く使用されている。
またプロ野球公式戦も同年から開催されるようになった。1995年10月7日にはファーム日本選手権読売ジャイアンツ近鉄バファローズ)、翌1996年7月23日にはオールスターゲーム第3戦が開催された。また、2007年からベースボール・チャレンジ・リーグ富山GRNサンダーバーズがホームゲームの大半を行っている(本拠地ではない。同リーグの方針により、所属6球団は特定の本拠地球場を定めず、本拠とする県内を巡回してホームゲームを開催している)。
内野スタンドからは、晴れた日には立山連峰を望むことができる風光明媚なスタジアムである。内野スタンドの外周が回廊状になっている姿は、明治神宮野球場などによく似ている。スタンドは大きく分けて、鉄骨鉄筋コンクリート造のメインスタンド(内野)と、土盛りの外野スタンドの2つの構造物から成っている。このうち内野スタンドは変則的な造りになっており、一・三塁側両サイドの搬入口を境目に、ポール側の部分が外野スタンドの盛り土の部分に掛かっている。このため、この内野両サイドのポール側部分のスタンド下は回廊状にはなっていない。
完成当時は「日本海側で随一の設備を誇る野球場」と言われていたが、開場から15年を超えて経年劣化や老朽化が進行し、設備の陳腐化も深刻になりつつある。フィールドにはメンテナンス軽減を目的に砂入り人工芝を採用したが、既に老朽化しメンテナンスが余り行き届いていないため、利用者の評判は芳しくない(プレーした選手からは「ボールが他の人工芝の球場より跳ねる」という指摘もある)。またバックスクリーン部全体が前方(フィールド側)にせり出しているため死角が生じ、外野スタンドの一部の観客がスコアボードを見づらくなっているほか、ネット裏の記者室・貴賓室などの壁面が白いため、夜間の試合時にこれら室内の照明を点灯した場合、投手や内野手からボールが見えづらくなる恐れがあるなど、設計上の問題点も多い。
なお、この間に一部改修が行われており、2006年6月には内野部分のみ人工芝の張り替えを行った。2010年4月、全面をロングパイル人工芝に張り替え、同時にフェンス〔フェンスはプロ野球の試合があるたびに協賛社の広告が書かれ、終了後それを消去するため、広告の跡が目立つ状態になっていた〕の緩衝材も新調した。なお5月1日には杮落としとして、ベースボール・チャレンジ・リーグの富山サンダーバーズと石川ミリオンスターズの公式戦が行われた。
プロ野球公式戦は毎年行われているが、上述のような設計上の問題点や設備の経年劣化もあり、開催数が伸び悩んでいる。セ・リーグの公式戦は開場以来、中日ドラゴンズ(毎年開催していたが、2015年は組まれなかった)と広島東洋カープ(隔年開催だったが、新潟県立野球場開場以降は不定期)の主催により年間1〜2試合が開催されているものの、パ・リーグ公式戦は2005年7月27日千葉ロッテマリーンズ西武ライオンズ戦を最後に開催が途絶えている。ただし、2000年代後半以降では日本生命交流戦での中日主管の対パ・リーグ勢の試合が割り振られることがある(2010年日本ハム戦は降雨中止 → 6月16日ナゴヤドームで代替開催)。2011年は久々のセ・リーグ同士の対戦となるヤクルト戦が予定されたが、前日の金沢を含め2日間連続の雨天中止となった。
また先述の通り富山県は正力松太郎の出身地であることから、かねてから県民の間では巨人主催公式戦の開催を待望する声が上がっていたものの、開場翌年の1993年に1試合開催されたのを最後に、中々実現しなかった。しかし2008年、15年ぶりに巨人の北陸シリーズが復活。8月7日に開催された対横浜ベイスターズ戦にはほぼ満員の約2万2000人の観客が詰め掛けた。その後も巨人主催の公式試合が開催されている。
2009年10月3日には14年ぶりにプロ野球・ファーム日本選手権が開催され、中日が巨人を下している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「富山市民球場アルペンスタジアム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toyama Municipal Baseball Stadium Alpen Stadium 」があります。




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