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冨樫 総一(とがし そういち、1914年 - 1973年)は労働官僚。労働事務次官を務めたのち退官し、中小企業退職金共済事業団理事長等を歴任。 == 人物 == 秋田県出身。旧制東京商科大学(一橋大学の前身)で、日本で初めて労働法講義を開講した労働法学者孫田秀春のゼミナールに所属し労働法を学ぶ。妻は、孫田の長女。大平正芳元総理大臣は大学の同期。 大学卒業後、内務省社会局に入り、以来、奈良県警務課長、長崎県警務課長を務めたほかは、一貫して労働行政にたずさわり、戦後は労働三法である労働組合法や労働関係調整法といった重要法案の立案も担当、著書も多数執筆し、労働行政において重きをなした〔朝日新聞1962年1月31日〕。 趣味は囲碁、将棋、酒で、囲碁は三段、将棋は二段だが、スポーツには興味がない。無精ひげに、ズレたネクタイ、ボタンは外れっぱなしというスタイルで、省内では変わり者と評されるなど、個性的な人物とされる。事務次官就任時の祝いの電話に対しては「よくおれのような男が次官になれたものだよ」と答えた〔朝日新聞1962年1月31日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富樫総一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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