|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 寒 : [かん] 【名詞】 1. midwinter 2. cold season 3. coldest days of the year ・ 河 : [かわ] 【名詞】 1. river 2. stream ・ 江 : [こう, え, ごう] 【名詞】 1. inlet 2. bay
寒河江ダム(さがえダム)は山形県西村山郡西川町、一級河川・最上川水系寒河江川に建設されたダムである。 国土交通省東北地方整備局が管理する国土交通省直轄ダムで、高さ112メートルのロックフィルダム。寒河江川及び最上川の治水、山形市など山形県村山地方への利水と出力7万5,000キロワットの水力発電を目的とした特定多目的ダムで、山形県最大のダムである。白川ダムと共に総合的な管理が行われている。ダムによって形成された人造湖は月山より名を採って月山湖(がっさんこ)と命名され、西川町の推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。 == 沿革 == 寒河江川は最上川水系で最も早く河川開発が行われた河川である。鎌倉時代(建久年間)に農業用固定堰である二の堰が建設され、水力発電においても1898年(明治31年)に最上川水系初の白岩発電所が建設されている。戦後、最上川水系は1949年(昭和24年)に経済安定本部が策定した「河川改訂改修計画」の対象河川となり「第一次最上川改訂改修計画」を実施、置賜野川等に多目的ダムが建設された。さらに1954年(昭和29年)には国土総合開発法に基づく「最上特定地域総合開発計画」が実施され、鮭川などが河川開発の対象となった。1963年(昭和38年)になると改修計画が再度改訂され、ダムによる洪水調節が建設省(現・国土交通省)によって計画されたが1967年(昭和42年)の羽越豪雨、1969年(昭和44年)の集中豪雨で流域は甚大な被害を受け、治水事業の根本的な修正を迫られた。 建設省は置賜白川と寒河江川に特定多目的ダムを計画して、最上川水系の治水整備を向上させようとした。また山形市を始め県中央部は人口の増加によって上水道需要が増大、農地拡大や農業技術の進歩による収穫量増大に伴い新たな農業用水整備が流域から求められ、さらにオイルショック後の水力発電見直し機運に伴い新規の電源開発計画が東北電力によって計画された。こうした利水事業の需要もあいまって、中流域の主要支川である寒河江川に大規模な多目的ダムを建設する計画が1972年(昭和47年)より計画され、1974年(昭和49年)に「最上川水系工事実施基本計画」の改訂で本格的な事業として実施された。これが寒河江ダムである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寒河江ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|