翻訳と辞書
Words near each other
・ 寝損なう
・ 寝棺
・ 寝椅子
・ 寝業
・ 寝業師
・ 寝様
・ 寝正月
・ 寝殿
・ 寝殿造
・ 寝殿造り
寝殿造系庭園
・ 寝汗
・ 寝汚い
・ 寝泊まり
・ 寝泊り
・ 寝淋しい
・ 寝煙草
・ 寝物語
・ 寝癖
・ 寝癖 (クリープハイプの曲)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

寝殿造系庭園 : ミニ英和和英辞書
寝殿造系庭園[しんでんづくり]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ね]
 【名詞】 1. sleep 
寝殿 : [しんでん]
 (n) (historical) main residence of an emperor
殿 : [どの, との]
 【名詞】 1. (pol) person 2. Mister (mostly in addressing someone on an envelope) 3. Mr 
: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 
: [にわ]
 【名詞】 1. garden 
庭園 : [ていえん]
 【名詞】 1. garden 2. park 
: [その]
  1. (n,n-suf) garden (esp. man-made) 2. park 3. plantation 

寝殿造系庭園 ( リダイレクト:寝殿造 ) : ウィキペディア日本語版
寝殿造[しんでんづくり]

寝殿造(しんでんづくり)は、平安時代の高位貴族住宅の様式。
寝殿(正殿)と呼ばれる中心的な建物が南の庭に面して建てられ、庭には太鼓橋のかかった池(遣り水)があり、東西に対屋(たいのや)と呼ばれる付属的な建物を配し、それらを渡殿(わたどの)でつなぎ、更に東西の対屋から渡殿を南に出してその先に釣殿(つりどの)を設けた。
代表的な東三条殿は、藤原良房邸とされ、ここに藤原兼家が邸宅を新築し、里内裏としても用いられた。左京の三条にあったことから、東三条殿との名がある。のちに兼家自身が「東三条殿」と称されるようになる。また、次女の詮子は「東三条院」の院号を授かった。
==概要==
作庭記』などによれば、典型的な形態は平安京三位以上高位貴族の邸宅にみられたとされる。
敷地は平安京の条坊保町の制により方一町(約120m四方)を標準とし、敷地の周りに築地(ついじ)がめぐらされ、通常は南以外に門がある。中国()の邸宅様式の影響も指摘されるが、南門のなかった点に関しては唐の形式と異なる点である。正門は東西どちらかで、そのありかたにより「礼門」「晴門」と呼ばれる。
寝殿は、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根で木造の高床式家屋である。蔀戸(しとみど)の上げ下ろしで屋内と屋外を隔てる。また、室内は移動家具である几帳屏風衝立などを使って仕切る(奥に壁で仕切られた塗り籠めと呼ばれる部屋を持つ場合もある)。
寝殿の南にはがあり、そこは白砂が敷かれ、太鼓橋の架かった池がある。この南庭は年中行事の場となった。寝殿の東、西にある建物は対屋と呼ばれ、「渡殿」というによって寝殿と連結され、庭の三方を囲む。建物の外周には壁が少なく、蔀戸を跳ね上げればまったく開放されて屋内外は一体となり、庭全体を見渡すことができた。東西の対屋からは南へ廊が伸び、その長い廊の途中には「中門」が設けられており、正門から中門を通って庭へと通行できるようになっている。寝殿の北にも対屋があり、やはり「渡殿」というによって寝殿と連結された。寝殿と対屋の間には坪庭があって珍しい植物を特別に植えたりした。
なお、平安時代当時の建築遺構は今日に残っていない。そのため、後世に描かれた絵巻(『源氏物語絵巻』『年中行事絵巻』など)や「玉葉」など平安時代のことを記した記録、江戸時代に有職故実に基づいて再興された京都御所紫宸殿清涼殿)の造りなどから考察されているものである。現在広く知られている寝殿造の模型や復元図は、江戸時代末期1842年天保13年)刊行の国学者沢田名垂著『家屋雑考』にある寝殿造の絵を明治時代に教科書に使ったのがその始めだとする意見がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「寝殿造」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shinden-zukuri 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.