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寺澤捷年 : ミニ英和和英辞書
寺澤捷年[てらさわ かつとし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てら]
 【名詞】 1. temple 
: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 

寺澤捷年 : ウィキペディア日本語版
寺澤捷年[てらさわ かつとし]
寺澤 捷年(てらさわ かつとし 1944年11月21日-)は日本の医師、和漢診療学〔新村 出編. 広辞苑(第6版).岩波書店、2008年、p3023〕の創始者。東京都生まれ。日本の伝統医学漢方の継承者〔六十年史編集委員会編.千葉大学東洋医学研究会六十年史.たにぐち書店、2001年〕であると同時に、現代西洋医学との調和を目指し「東西医学の和諧と発展」による和漢診療学を提唱。富山医科薬科大学に和漢診療学講座を開設し初代教授となった。西洋医学を縦糸とすると、漢方は横糸であり、両者の活用により次世代型医療という織物が成り立つというのが彼の主張である。彼は臨床医としての和漢診療学の実践に留まらず、医学生研修医への教育〔寺澤捷年.症例から学ぶ和漢診療学(改訂3版)、医学書院、2012年〕、各種の漢方的病態の診断基準の提唱〔寺澤捷年,篠田裕之,今田屋章,土佐寛順,坂東みゆ紀,佐藤伸彦.瘀血症の症候解折と診断基準の提唱.日本東洋医学誌,34: 1-17, 1983.〕、漢方方剤の薬理学的解明〔Terasawa K., Itoh T., Motimoto Y., Hiyama Y., Tosa H.: The characteristics of the microcirculation of bulbar conjunctiva in “Oketsu” syndrome. J. Med. Pharm. Soc. WAKAN-YAKU, 5: 200-205, 1988.〕〔Shimada Y., Goto H., Itoh T., Sakakibara I., Kubo M., Sasaki H., Terasawa K.: Evaluation of the protective effects of alkaloids isolated from the hooks and stems of Uncaria sinensis on glutamate-induced neuronal death in cultured cerebellar granule cells from rats. J. Pharm. Pharmacol., 51: 715-722, 1999.〕〔Mantani N., Imanishi N., Kawamata H., Terasawa K., Ochiai H.: Inhibitory effect of (+)-catechin on the growth of influenza A/PR/8 virus in MDCK cells. Planta Med., 67: 240-243, 2001.〕,二重盲検臨床比較試験(二重盲検法参照)による漢方方剤の有効性の客観的評価法の確立〔Terasawa K., Shimada Y., Kita T., Yamamoto T., Tosa H., Tanaka N., Saito E., Kanaki E., Goto S., Mizushima N., Fujioka M., Takase S., Seki H., Kimura I., Ogata T., Nakamura S., Araki G., Maruyama I., Maruyama Y., Takaori S.: Choto-san in the treatment of vascular dementia: a double-blind, placebo-controlled study. Phytomedicine, 4: 15-22, 1997.〕など幅広い活動実績を持つ。2001年に文部科学省が公募したCOEプロジェクトでは富山医科薬科大学から応募した「東洋の知に立脚した個の医療の創生」が採択され、彼はその拠点リーダーを務めた。さらに医史学的研究により江戸・明治期の先人の業績を発掘しており、『吉益東洞の研究』〔寺澤捷年.吉益東洞の研究、岩波書店、2012年〕・『完訳・方伎雑誌』〔寺澤捷年.完訳・方伎雑誌、たにぐち書店、2004年〕・『完訳医界之鉄椎』〔寺澤捷年、渡辺哲郎.完訳・医界之鉄椎、たにぐち書店、2010年〕などの業績がある。
和漢医薬学会理事長、日本東洋医学会会長、東亜医学協会理事長などを歴任。

== 略歴 ==

*1963年3月 東京都立両国高等学校卒業
*1970年3月 千葉大学医学部医学科卒業(6月医師免許取得)
*1975年6月 日本神経学会専門医試験合格(神経内科専門医・第3号)
*1979年3月 千葉大学大学院医学研究院博士課程終了 中枢神経解剖学専攻・医学博士
*1979年4月 千葉大学医学研究院神経内科・学助手
*1979年10月 富山医科薬科大学附属病院和漢診療部長
*1982年4月 同・助教授
*1990年1月 同・教授
*1993年4月 富山医科薬科大学医学部和漢診療学講座創設、教授就任
*1993年6月 WHO西太平洋地域事務局のCollaboration Centre 長
*1999年11月 富山医科薬科大学医学部長(兼任・2年間)
*2002年11月 富山医科薬科大学副学長・附属病院長 (専任・2年間)
*2004年12月 富山医科薬科大学大学院医学研究科教授(21世紀COEプログラムPMOPプロジェクト責任者)
*2005年4月 千葉大学大学院医学研究院和漢診療学講座創設、教授就任
*2010年4月 千葉中央メディカルセンター和漢診療科・部長 
*2013年6月 東京都立両国高等学校同窓会「淡交会」会長に就任


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「寺澤捷年」の詳細全文を読む




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