|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 対 : [つい] 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set ・ 哨戒 : [しょうかい] (n,vs) patrolling ・ 哨戒機 : [しょうかいき] (n) patrol plane ・ 機 : [き, はた] (n) loom
対潜哨戒機(たいせんしょうかいき)は、対潜水艦戦を重視して設計・装備された航空機。 == 概要 == 哨戒機(しょうかいき)は、主に海軍が装備して、潜水艦や艦船を探知・攻撃する航空機である。対潜水艦戦以外にも、洋上監視、捜索救難、輸送、映像情報収集、通信中継など、任務の多目的化が進んでいる。機内にはレーダー、ソナー、磁気探知機、赤外線カメラ、電子戦支援(ESM)装置などの捜索機材が搭載されており、空飛ぶコンピューターとも呼ばれる。エレクトロニクスの発展に対応しつつ任務を遂行することが哨戒機の最大の課題であり、哨戒機は、カタログデータの飛行性能よりも搭載している電子装備の拡張性が要と言われている。軍事における革命によって、よりリアルタイムの情報収集能力と情報交換能力が求められており、陸上基地、友軍艦艇、AWACS、レーダーサイト、地対艦ミサイル部隊等との戦術データ・リンク技術が向上しつつある。 対潜哨戒機は、潜水艦捜索のための多種多様な捜索用器材を搭載していることが装備上の特徴である。また、膨大な情報をやりとりする必要があるため、多種多様な通信機器を搭載しており、高性能の自律航法装置を有している自己完結性の高い航空機である。初期の対潜哨戒機は肉眼およびレーダー、ESM装置のみに頼っていたが、第二次世界大戦中期にはMAD(磁気探知装置)、後期にはソノブイが追加されて、現在の対潜哨戒機の基本装備が出揃った。さらに、現在ではより高性能な合成開口レーダーや赤外線監視装置も導入されている。これによって探知した潜水艦を攻撃するための火力としては、大戦中には爆雷およびロケット弾(浮上時攻撃用)を使用していたが、大戦末期には誘導式の短魚雷、1970年代以降対艦ミサイル(浮上時攻撃用)が使用されるようになった。 対潜哨戒機の飛行パターンの特徴は、洋上を長時間、低速で低空飛行を行うことである。機種は、第二次大戦当時は地上基地より発進する固定翼機のほか、飛行艇も用いられていた。その後、航空母艦から運用される艦上機、さらにヘリコプターも対潜哨戒機として用いられる。特に哨戒ヘリコプターは水上戦闘艦にも広く搭載されており、対潜作戦には不可欠なものとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「対潜哨戒機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|