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対馬(つしま)は、日本の九州の北方の玄界灘にある、長崎県に属する島である。面積は日本第10位である〔国立天文台編『平成19年 理科年表』p.565 ISBN 4621077635〕。 対馬の大半を占める主島の対馬島(つしまじま、つしまとう)のほか、その周囲には100以上の属島がある。この対馬島と属島をまとめて「対馬列島」、「対馬諸島」とすることがある。古くは対馬国(つしまのくに)や対州(たいしゅう)、また『日本書紀』において対馬島(つしま。3文字合わせてこう読むのが書紀古訓での伝統)と記述されていた。旧字体では對馬。 地理的に朝鮮半島に近いため、古くからユーラシア大陸と日本列島の文物が往来し、日本にとっては大陸との文化的・経済的交流の窓口の役割を果たしてきた。 また、地政学的にはチョークポイントにあたるところから古代より国防上重視され、明治時代から、陸軍は対馬警備隊・対馬要塞を置き、戦後は1956年より航空自衛隊の海栗島分屯基地が設けられ、1961年より陸上自衛隊の対馬駐屯地も置かれ、対馬警備隊へと発展している。また、明治時代には海軍の施設が置かれたこともあり、現在は海上自衛隊の対馬防備隊も所在している。 == 地理概況 == 日本海の西の入り口に位置する対馬島は、九州本土より玄界灘と対馬海峡東水道(狭義の対馬海峡)をはさんで約132キロメートル、朝鮮半島へは対馬海峡西水道(朝鮮海峡)をはさんで約49.5キロメートルの距離にある。形状は、南北に82キロメートル、東西に18キロメートルと細長く、面積は約700km2で、日本の島では第10位の広さである。 対馬全島の人口は、1960年の6万9556人をピークとして減少し、1980年には5万0810人、2010年には3万4116人まで減少した。世帯数は1万4710世帯で、1980年からあまり減少していない。その中で人口が減少していることを考えると、島に若者が働ける仕事先が少なく核家族化と高齢化が進んでいることがわかる。 行政は長崎県に属しているが、人びとの日常生活のうえでは航空機やフェリーの直行便数が多い福岡県との結びつきが深い〔『民力 2004』p.159〕。 対馬は、南北に細長い形状の対馬島と、100を超える小島から形成される。主島の面積は696.29km2であり〔、すべての島を合わせた面積は、708.61km2である。有人島は、主島、泊島、赤島、沖ノ島、島山島、海栗島の6島である。このうち海栗島を除く5島は橋梁または埋め立てにより結ばれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「対馬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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