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(n) speculative spirit =========================== ・ 射幸 : [しゃこう] (n) speculation ・ 射幸心 : [しゃこうしん] (n) speculative spirit ・ 幸 : [さち] 【名詞】 1. happiness 2. wish 3. fortune ・ 心 : [こころ, しん] 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow
射幸心(しゃこうしん、射倖心とも)とは、人間の心理として「幸運を得たい」と願う感情の事で、その心理的な欲求を抱く状態を意味する。しばしば「幸運によって他人よりも幸せに恵まれたい」という心理状態をも含む。古くから人は幸福を願うことにおいて、様々な儀式や占いや競技の結果の善し悪しで未来を予想したり、その結果に備えたりしてきた。そのような意味で風習や習慣やあるいは宗教儀式などの形で祭りや神事に姿を変え継承された文化も人間の射幸心によって体現されたものと解釈できる。 == 射幸心と賭博 == 射幸心と賭博行為は密接な関係にあり、日本において賭博行為が規制されている根拠は「国民の射幸心をあおるのは勤労によって財産を得ようとするという健全な経済的風俗を害する」という理由による〔賭場開張図利における最高裁判例(昭和25年11月22日) 〕。 日本で公的に行われている賭博には国や地方公共団体が主催する宝くじ・公営競技(実際の運営は日本中央競馬会・JKA等の法人に任される場合が多い)といった公営ギャンブルが挙げられるが、私企業が行っているパチンコも三店方式から射幸心を煽るギャンブル性があるとされる。 パチンコにおいてはそのいたずらに射幸心を煽る仕組みについて、法律や保安通信協会による検定等で対策が行われているが、それでもなお一回の遊技での投入金額が高額になりやすいことが度々問題視される。行政や警察側はそのような機種を排除すべく規則改正を行って対策を行うものの、パチンコ・パチスロメーカー側はその規制の網をかいくぐるようにギャンブル性を高めた新機種を発売し問題が再燃するといういたちごっこが長年にわたり繰り返されている(パチンコ#歴史、パチスロ#進化と変遷も参照)。一方で公営ギャンブルにおいては近年その規制が緩くなっており、特に2000年代に入ってからは三連勝単式(三連単)や重勝式など、配当金が高額(最大で数億円)になる投票券の発売が認められるようになっているほか、スポーツ振興くじ (toto) のような新たなくじも登場している。 金融先物取引や商品先物取引・外国為替証拠金取引は投機的性格が強く、特に個人向けの小口取引については射幸心を煽る側面があるが、リスクヘッジなど社会における経済活動上必要な性格から、パチンコや公営ギャンブルほど問題視されることは少ない。また雑誌のクイズ回答における懸賞品や懸賞金などもギャンブル性があり射幸心を煽るものであるが、景品表示法等の規定により懸賞金の上限が著しく高価でないことや投稿に手間暇がかかることや期間内に回数が事実上制限されていることから、パチンコや公営ギャンブルほど賭博的要素を有するものとして問題視されることは少ない。 ハンゲームやMobage・GREEを代表するコミュニティサイト(SNS)、ソーシャルゲームにおけるアイテム課金システムも、ギャンブル同様に問題視されて運用見直しが行われた(代表例として詳しい事情はコンプリートガチャを参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「射幸心」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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