翻訳と辞書
Words near each other
・ 射影変換
・ 射影多様体
・ 射影子
・ 射影平面
・ 射影幾何
・ 射影幾何学
・ 射影有限群
・ 射影極限
・ 射影次元
・ 射影正規
射影演算子
・ 射影特殊線型群
・ 射影特殊線形群
・ 射影的に正規
・ 射影的極限
・ 射影空間
・ 射影系
・ 射影線型群
・ 射影行列
・ 射影被覆


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

射影演算子 : ミニ英和和英辞書
射影演算子[しゃえいえんざんし]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

射影 : [しゃえい]
 (n,vs) (gen) (math) projection
: [かげ]
 【名詞】 1. shade 2. shadow 3. other side 
演算 : [えんざん]
  1. (n,vs) operation 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

射影演算子 ( リダイレクト:射影作用素 ) : ウィキペディア日本語版
射影作用素[しゃえい]

線型代数学および函数解析学における射影作用素あるいは単に射影(しゃえい、)とは、いわゆる射影投影)を一般化した概念である。有限次元ベクトル空間 ''V'' の場合は、''V'' 上の線型変換 ''P'': ''V'' → ''V'' であって、冪等律 ''P''2 = ''P'' を満たすものを言う。ベクトル ''v'' の像 ''Pv'' を ''v'' の射影という。射影作用素はベクトル空間 ''V'' を ''U''⊕''W'' と直和分解したときに、''V'' の元 ''v'' = ''u'' + ''w'' (''u'' ∈ ''U'', ''w'' ∈ ''W'') を ''u'' に写すような変換である。ベクトル空間の次元が無限次元の場合には、連続性を考慮しなければならない。例えばヒルベルト空間 \mathcal における射影作用素とは、\mathcal 上の有界線型作用素 P \in \mathcal(\mathcal) であって、冪等律 ''P''2 = ''P'' を満たすものを言う。このときさらに自己共役性 ''P'' = ''P'' を持つときには直交射影(ちょっこうしゃえい、)という。直交射影のことを単に射影と呼ぶこともある。
この定義は抽象的ではあるが、投影図法の考え方を一般化し、定式化したものになっている。 幾何学的対象上の射影の影響は、その対象の各点における射影の影響を調べることでわかる。
== 平易な例 ==

=== 直交射影 ===
例えば、三次元空間 R3 の点 (''x'', ''y'', ''z'') を点 (''x'', ''y'', 0) へ写す写像は ''xy''-平面の上への射影である。この写像は行列
:P =\begin 1 & 0 & 0\\ 0 & 1 & 0\\ 0 & 0 & 0\end
によって表現される。実際、この行列 ''P'' の任意のベクトルへの作用は
:P\begin x\\ y\\ z\end =\begin
x\\ y\\ 0\end
となり、これが射影を定めること(つまり ''P'' = ''P''2 を満たすこと)は
:P^2\begin x\\ y\\ z\end = P\begin x\\ y\\ 0\end =\begin x\\ y\\ 0\end
なる計算によって確かめられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「射影作用素」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Projection (linear algebra) 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.