|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 将 : [しょう] 【名詞】 1. commander 2. general 3. leader ・ 将棋 : [しょうぎ] 【名詞】 1. Japanese chess ・ 殿 : [どの, との] 【名詞】 1. (pol) person 2. Mister (mostly in addressing someone on an envelope) 3. Mr ・ 殿様 : [とのさま] 【名詞】 1. feudal lord ・ 様 : [よう] 1. (adj-na,n-adv,n) way 2. manner 3. kind 4. sort 5. appearance 6. like 7. such as 8. so as to 9. in order to 10. so that 1 1. yang 1
将棋の殿様(しょうぎのとのさま)は落語の演目のひとつ。上方落語における大名将棋(だいみょうしょうぎ)もこの項目で説明する。 == 概要 == 講談が元になったいわゆる「釈ネタ」で、大久保彦左衛門の逸話がもとになったといわれる。初代三笑亭可楽が時の将軍・徳川家斉の御前で演じた、という伝説が残る。 == あらすじ == ある藩(『大名将棋』では紀州)の殿様が、突然将棋に凝りだした。家来たちが相手を務めることになるが、殿様は相手がよそ見している間に都合の悪い駒を動かしたり、「余の桂馬は名馬であるから、5つ6つ跳ぶのは当たり前じゃ」などと言ってルールにない指し方をしたり、王手になると「王将の八艘飛びじゃ」と言って盤から取り除いたりするため、殿様が連戦連勝。やがて殿様は、「勝者が、敗者の頭を鉄扇でたたく」というペナルティを追加し、家来は皆、頭がたんこぶだらけになる。 その頃、長く療養をしていた家老の田中三太夫(『大名将棋』では石部金吉郎)が久しぶりに登城してくる。家来から一部始終を聞いた家老は、やがて殿様に対局を申し込まれる。対局を初めてすぐに殿様は「控えろ。その歩を取ってはならぬ!」などとわがままを言うが、家老は「敵の指図で戦を進める者はおりません。たとえこの場で打ち首になろうとも、この歩だけは断じて動かすわけにはまいりません」と、軍略・政略に通じる正論を言ってそれを許さない。 わがままを封じられた殿様は、家老にあっという間に負ける。「では、鉄扇を拝借いたしまして、この爺めが殿の頭を……」家老は剣の達人として恐れられていたため、殿様は不安に思いながら家老の手元に頭を差し出す。すると、家老は殿様の頭ではなく、膝をたたく。「皆の者、将棋盤を焼き捨てい。これからは家中で将棋を指すものには切腹を申しつける」 殿様は、今度は落語に凝りだす。殿様は家来たちに自作の落語を聞かせるが、「空を飛ぶ鶴を見てうらやましくなった亀が地団駄を踏んだ。これが本当の『石亀の地団駄』じゃ」など、あまり面白くない。家来たちは笑わなければ鉄扇でたたかれるのではないかと思い、無理に笑っている。殿様の語りは、なぜか次第に厄祓いの口上になり、 「鶴は千年亀万年。東方朔は九千歳、浦島太郎は八千歳。三浦大介百六つ、かほどめでたき折柄に、いかなる悪魔がきたるとも、この厄祓いがひっとらえ、西の海へ真っ逆さまに、ザブリーン」「笑いましょ、笑いましょ」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「将棋の殿様」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|