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小しょうが : ミニ英和和英辞書
小しょうが
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


小しょうが : ウィキペディア日本語版
小しょうが

小しょうが(こしょうが)は奈良県で生産されるショウガ科多年草で、奈良県在来のショウガの品種である。ショウガは大きく、大ショウガ、中ショウガ、小ショウガに分けられる。小ショウガにはさらに「谷中」「金時」などの細かい品種があるが、それらとは別の奈良県内の在来種が「小しょうが」の名で、奈良県により伝統野菜の一つとして「大和野菜」に認定されている。
== 歴史 ==
ショウガは古名を「はじかみ」と言い、同じく「はじかみ」と呼ばれたサンショウと区別するため「くれのはじかみ」「くさはじかみ」とも呼ばれた。
古事記に記される神武天皇御製「みつみつし 久米の子らが 垣本に 植ゑしはじかみ 口ひびく 我は忘れじ 撃ちてしやまむ」の「はじかみ」をショウガであるとする説もあるが、一般的にはサンショウであるとされる。
日本には揚子江流域の呉国から伝わったとされ、魏志倭人伝に「有・橘・椒・蘘荷、不知以爲滋味。(ショウガタチバナサンショウミョウガがあるが、おいしいのを知らない)」と、倭国ショウガがあったことが記されているので、伝来は3世紀以前と考えられる。寒さに強く、早生で、貯蔵しやすい小ショウガあるいは中ショウガだったと考えられている。
藤原宮跡、平城京跡から「薑根」「干薑」「薑」「生薑」「種薑」と記された複数の木簡が出土していることから、遅くとも7世紀末には食用や生薬としてショウガの栽培が盛んになっていたことが分かる〔桑田訓也 「005 木簡に見える香辛料」 『香辛料利用からみた古代日本の食文化の生成に関する研究』 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所、2014年9月25日。〕。また正倉院文書にも、750年(天平勝宝2年)を初めとして、多数の「薑」「生薑」「漬薑」等の記録がある。
江戸中期に大ショウガが日本に伝来し、明治期に各地で普及すると、小ショウガは関東東海など一部地域のみに残った。
奈良県内では、奈良市平群町高市郡などの砂質土壌の地域に昭和初期までショウガの産地があった。『大和国町村誌集』には、1881-82年(明治14-15年)頃の記録として、平群郡明治村福貴(現生駒郡平群町福貴)の物産として「生姜」の記載がある〔川井景一 選編 、1891年。〕。
2005年(平成17年)10月5日、奈良市で栽培される「五ヶ谷ショウガ〔『大和伝統野菜物語』 2015年9月4日閲覧。〕」とも呼ばれる在来種など、奈良県内で代々作り継がれてきた「小しょうが」が「大和の伝統野菜」として「大和野菜」に認定された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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