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小佐野 賢治(おさの けんじ、1917年2月15日 - 1986年10月27日)は、日本の実業家である。国際興業グループ創業者。 == 概要 == 昭和の戦時体制下では軍需省に取り入って蓄財し、日本の敗戦後には駐留外国人相手の事業で成功した。また、運輸・観光事業も手広く行い、日本国内の有名ホテルを複数買収したほか、ハワイの観光資源にいち早く注目してワイキキの名門ホテルを多数手中にするなどして、「ホテル王」と呼ばれたこともある。 また、後の内閣総理大臣・田中角栄との関係が「刎頸の友〔これについては確かに角栄と小佐野は親しい間柄で仕事上では懇意にしていたものの「刎頚の友」とまで言える間柄ではなかったと早坂茂三や佐藤昭子の著書には著されている〕」と言われるなど有力な政商として知られ、政財界と暴力団の橋渡しを行っているなどとの噂から、「裏世界の首領」、「黒幕」などと揶揄されることもあった。実際、戦後最大の疑獄事件であるロッキード事件でも関係者として国会に召喚されたが、この証人喚問で小佐野が繰り返した答弁「記憶にございません」は当時の流行語となった。ただし実際には「記憶『に』ございません」と答弁した記録はなく、正確な答弁内容は「記憶『は』ございません」「記憶がありません」などの繰り返しである。 一方、山梨交通など倒産寸前だった数多くの企業の再建に成功し、その際には「首切り」をしないことで知られた。小佐野の経営手法の中心は徹底した現場主義と、不採算部門の大胆な整理であり、事業家としての評価は高かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小佐野賢治」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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