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小倉豊文(おぐら とよふみ、1899年 - 1996年6月10日)は、日本史・日本文学研究者、広島大学名誉教授。 == 経歴・業績 == 千葉県市川生まれ。広島文理科大学卒業、広島文理科大学助教授となる。1945年に広島市への原子爆弾投下により被爆。教授となったのち、学制改革に伴う大学の改組で広島大学教授に就任。1965年定年退官し、名誉教授となる。広島大学を退いた後は親和女子大学教授を務めた。 広島文理科大在任中の原爆投下で被爆死した妻への私信の形をとる被爆体験記『絶後の記録』を著したことで知られる。専攻の日本史では広島県・中国地方の地域史を研究し、広島県文化財協会会長、芸備地方史研究会長をつとめた。 日本文学では宮沢賢治研究で多くの著作を残した。1950年には遺族などの関係者への聞き取りから、それまで戸籍の8月1日とされていた賢治の誕生日が、実際には8月27日であることを初めて指摘し〔小倉豊文「二つの『誕生』」『四次元』No.12(1950年)〕、以後通説となった。また、「雨ニモマケズ」および同作が掲載された手帳の研究・解題には長期にわたって取り組み、増補改訂の形で3度著書を刊行している。これらの業績により、1992年には花巻市が設立した宮沢賢治学会イーハトーブセンターより第2回宮沢賢治賞を贈られている〔受賞者一覧第2回(1992年) - 宮沢賢治学会イーハトーブセンター〕。 千葉県東金市荒生にある小倉家墓所には、小倉が建立した賢治の絶筆となった短歌の歌碑がある〔「絶筆短歌」歌碑 - 宮澤賢治の詩の世界〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小倉豊文」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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