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小出 有重(こいで ありしげ)は、和泉陶器藩の第3代藩主。陶器藩(秀家系)小出家3代。 == 生涯 == 寛永17年(1640年)、第2代藩主・小出有棟の長男として和泉で生まれる。寛文8年(1668年)、父の死去により跡を継いだ。陶器藩は1万石の小藩に過ぎなかったが、この頃には農作物や海産物に恵まれて最盛期を迎え、実質的には1万石以上の収入を得ていた。そのため、「物毎、自由叶フ」とまで称されたという。 ところがそれをよいことに、無能な有重は遊興にふけり、酒と女に溺れて贅の限りを尽くした。さらに性格が短気な上に粗暴であったため、これを諫言する家臣を処罰し、領民に対しては悪政を敷いたとまで言われている。このような悪政を次第に幕府も看過できなくなり、遂に元禄4年(1691年)7月26日、幕府は有重の身柄を半井瑞慶に預けるという、改易では無く、大名のまま身柄だけを流罪にするという処罰を下した。 元禄5年(1692年)5月9日に罪を許されて大名として復帰したが、翌年5月23日に死去した。享年54。跡を長男の重興が継いだ。 このように暴政を重ねた経緯から、有重は「愚闇之悪大将」と評されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小出有重」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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