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小尾 芙佐(おび ふさ、1932年3月24日 - )は、日本の翻訳家。東京生まれ。津田塾大学英文科卒業。 大学卒業後、ひまわり社に採用され、「それいゆ」編集部に配属。のち、退職し、「それいゆ」時代に知り合っていた福島正実の紹介で、SFやミステリの分野で翻訳を手がける。1960年代初期には、神谷芙佐名義で翻訳を発表していた。 アイザック・アシモフ、ダニエル・キイス、アーシュラ・K・ル=グウィン、アン・マキャフリイ、ヴィクトリア・ホルト、ルース・レンデルなどの翻訳で知られる。 日本SF作家クラブ会員だったが、2013年、他のベテランSF作家らとともに名誉会員に〔『日本SF短篇50(1)』早川書房〕。 == 翻訳作品 == *レアンダの英雄 (アンドリュウ・ガーヴ) 神谷芙佐名義 早川書房 1961年 *死の目撃 (ヘレン・ニールスン) 神谷芙佐名義 早川書房 1961年 *われはロボット (アイザック・アシモフ) 共訳、早川書房 1963年(のちハヤカワ文庫) *ささやく街 (ジャドスン・フィリップス) 早川書房 1963年(世界ミステリシリーズ) *太陽の影 (チャド・オリヴァー) 早川書房 1965年(ハヤカワ・SF・シリーズ) *くるったロボット (アイザック・アシモフ) 岩崎書店 1966年(SF世界の名作 ; 6) *火星のタイム・スリップ (フィリップ・K・ディック) 早川書房 1966年(のちハヤカワ文庫) *観察者の鏡 (エドガー・パングボーン) 早川書房 1967年(ハヤカワ・SF・シリーズ) *太陽クイズ (フィリップ・K・ディック) 早川書房 1968年( 「偶然世界」文庫) *ロボット自動車サリイ (アイザック・アシモフ) 岩崎書店 1969年(SFどうわ) *ロボットの時代 (アイザック・アシモフ) 早川書房 1969年(のちハヤカワ文庫) *シマックの世界 (クリフォード・D・シマック) 峯岸久共訳 早川書房 1969年 (「大きな前庭」文庫) *キュリー夫人 知と愛の人 (ソーン) 文研出版 1970年(文研児童読書館) *第三の女 (アガサ・クリスティ) 早川書房 1970年 (のちハヤカワ文庫) *流砂 (ビクトリア・ホルト) 角川文庫 1971年 *逆まわりの世界 (フィリップ・K・ディック) 早川書房 1971年 (のちハヤカワ文庫) *惑星ハンター (アーサー・K.バーンズ) あかね書房 1972年 *しろうと探偵危機一髪 (アガサ・クリスティ) 集英社 1972年(ジュニア版世界の推理) *失われた島 (P.A.ホイットニー) 角川文庫 1972年 *闇の左手 (アーシュラ・K・ル=グウィン) 早川書房 1972年 (のちハヤカワ文庫) *フェッセンデンの宇宙 (エドモンド・ハミルトン) 共訳 早川書房 1972年 *消えた設計図 (コナン・ドイル) 集英社 1973年(名探偵シャーロック・ホームズ) *銀河系防衛軍 (エドワード・E・スミス) あかね書房 1973年 *ボロゴーヴはミムジイ (ヘンリイ・カットナー) 共訳 早川書房 1973年 *地球は空地でいっぱい (アイザック・アシモフ) 共訳 早川書房 1973年 (のちハヤカワ文庫) *われらがジェニングズ (アントニー・バカリッジ) 岩崎書店 1974年 *火星人の方法 (アイザック・アシモフ) 浅倉久志共訳 早川書房 1974年 (のちハヤカワ文庫) *大地 (パール・バック) 集英社 1975年(ジュニア版世界の文学) *地球の危機 (アイザック・アシモフ) 旺文社 1975年(旺文社ジュニア図書館) *クワナール・シリーズ (テッド・ホワイト) 創元推理文庫 *異次元世界の扉 1975年 *異次元世界の女魔術師 1977年 *異次元世界の狼 1978年 *わが名はコンラッド (ロジャー・ゼラズニイ) ハヤカワ文庫 1975年 *SFベスト・オブ・ザ・ベスト (ジュディス・メリル編) 大谷圭二、深町真理子共訳 創元推理文庫 1976年 *ひきさかれたページ (ペンティコースト) 岩崎書店 1976年(世界の名探偵物語) *女王館の秘密 (ビクトリア・ホルト) 角川文庫 1977年 *ママは何でも知っている (ジェイムズ・ヤッフェ) 早川書房 1977年 *ロボット自動車・サリイ (アイザック・アシモフ) 岩崎書店 1977年 *アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス) 早川書房 1978年 (のちハヤカワ文庫) *神々自身 (アイザック・アシモフ) 早川書房 1980年 (のちハヤカワ文庫) *エコトピア・レポート (アーネスト・カレンバック) 創元推理文庫 1981 *パーンの竜騎士 (アン・マキャフリイ) ハヤカワ文庫 *竜の探索 1982年 *白い竜 1982年 *竜の歌 1986年 *竜の歌い手 1988年 *竜の太鼓 1990年 *竜の反逆者 1995年 *竜の挑戦 2001年 *竜とイルカたち 2005年 *竜と竪琴師 2007年 *堕ちた天使 (マイケル・ムアコック) 集英社 1982年 *愛の輪舞 (ビクトリア・ホルト) 角川文庫 1982年 *始まりの場所 (アーシュラ・K・ル=グィン) 早川書房 1984年(海外SFノヴェルズ) *ロウフィールド館の惨劇 (ルース・レンデル) 角川文庫 1984年 *死のカルテット (ルース・レンデル) 角川文庫 1985年 *夜明けのロボット (アイザック・アシモフ) 早川書房 1985年 (のちハヤカワ文庫) *地獄の湖 (ルース・レンデル) 角川文庫 1986年 *エリアンダー・Mの犯罪 (ジェリー・ユルスマン) 文春文庫 1987年 *悪夢の宿る巣 (ルース・レンデル) 角川文庫 1987年 *熱病の木 (ルース・レンデル) 角川文庫 1988年 *ロボットと帝国 (アイザック・アシモフ) 早川書房 1988年 (のちハヤカワ文庫) *引き攣る肉 (ルース・レンデル) 角川文庫 1988年 *アシモフのミステリ世界 (アイザック・アシモフ) ハヤカワ文庫 1988年 *ロカノンの世界 (アーシュラ・K・ル=グィン) ハヤカワ文庫 1989年 *世界の合言葉は森 (アーシュラ・K・ル=グィン) 小池美佐子共訳 ハヤカワ文庫 1990年 *IT-イット- (スティーヴン・キング) 文藝春秋 1991年 (のち文春文庫) *五番目のサリー (ダニエル・キイス) 早川書房 1991年 (のちハヤカワ文庫) *ミサゴの森 (ロバート・ホールドストック) 角川書店 1992年 *死を誘う暗号 (ルース・レンデル) 角川文庫 1992年 *心の鏡 (ダニエル・キイス) 稲葉明雄共訳 早川書房 1993年 (のちハヤカワ文庫) *殺意の日曜日 マーシャ・マラー 徳間文庫 1993 *皇帝の密使 ヤング・インディ・ジョーンズ (原案:ジョージ・ルーカス) 文春文庫 1993年 *ブルー・ワールド (ロバート・R・マキャモン) 文春文庫 1994年 *ランゴリアーズ (スティーヴン・キング) 文藝春秋 1996年 (のち文春文庫) *内海の漁師 (アーシュラ・K・ル=グウィン) 佐藤高子共訳 ハヤカワ文庫 1997年 *消えた少年たち (オースン・スコット・カード) 早川書房 1997 のち文庫 *殺意を呼ぶ館 (ルース・レンデル) 扶桑社 1999年(扶桑社ミステリー) *アルジャーノン、チャーリイ、そして私 (ダニエル・キイス) 早川書房 2000年 (のちハヤカワ文庫) *言の葉の樹 (アーシュラ・K・ル=グウィン) ハヤカワ文庫 2002年 *夜中に犬に起こった奇妙な事件 (マーク・ハッドン) 早川書房 2003年 産経児童出版文化賞大賞 *うそつきロボット (アイザック・アシモフ) 岩崎書店 2003年 *コンプリート・ロボット (アイザック・アシモフ) ソニー・マガジンズ 2004年 *くらやみの速さはどれくらい (エリザベス・ムーン) 早川書房 2004年 (のちハヤカワ文庫) *ドランのキャデラック (スティーヴン・キング) 文春文庫 2006年 *ジェイン・エア (シャーロット・ブロンテ) 光文社古典新訳文庫 2006年 *永遠の戦士フォン・ベック (マイクル・ムアコック) ハヤカワ文庫 *軍犬と世界の痛み 2007年 *パディントン発4時50分 (アガサ・クリスティ) 早川書房 2008年(クリスティー・ジュニア・ミステリ) *夏への扉 (ロバート・A・ハインライン) 早川書房 2009年 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小尾芙佐」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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